音楽を作っていた日々

15歳　sodoppというバンドを始めた。中学校の文化祭で当時1年生だった私は3年生の先輩たちがJUDY AND MARYのLOVER SOULを演奏している姿を目にした瞬間、ビビビッと衝撃が走る。バンドがやりたい！やる！そして、自分もあのステージに立つ！と。それが始まり。

それからというもの、私の生活はバンド一色。学校の休み時間は教室の隅っこや図書館で過ごしていた当時の私が聞いたらビックリするような変化。

高校も大学も部活や授業が終われば、楽器をかつぎ、スタジオに入って曲作ったり、練習したり。そして、ライブをしたり。

大学を卒業してからは、ありがたいことに事務所に所属することになり、益々バンド活動の時間が濃く、長くなっていった。活動の幅も日本全国、アメリカと広がり、これまた中学生だった私が聞いたら驚くような貴重な体験を積み重ねていた。

そんな私たちであったが、結成10年という節目の年に活動休止という選択をする。よく、女3人でバンド組んでて解散だとか活動休止になるとプカプカとどこからともなく浮かんでくる『メンバー不仲説』。当時は結構聞かれたかもな。ほんとのとこ、どうなの⁇的な。まぁ、世の中的にないこともないだろうし、ネタみたいな感じで聞いてくる人もいましたが。残念ながら、私たちは険悪な関係でもギスギスした感じでもなく、むしろお互いを家族以上の存在だと感じている節もあるので、皆様の期待には応えられず。単純に環境の変化とかで、今まで通りの活動ができなくなるからという理由での決断。勿論、そこに至るまでは何度も話をしたし、互いの気持ちを確かめ合うことをして。3人で出した結論が活動休止というもの。

それからは、3人それぞれの生活スタイルを確立していき。定期的に会って、エネルギーをチャージして。というスタイルになってから、10年が経つ。(ギター&ボーカルのさっちゃんはsodoppの活動休止後、弾き語りを始めて。つまりはソロ活動も今年で10年。なんて素晴らしい。)

10年活動して、活動休止してから10年。

今年で結成20周年や‼︎

そんなアニバーサリーイヤーなので、活動休止前に作ったアルバム、『3piece!!!』の配信を8月にしよう‼︎と水面下で動いていたのですが、世の中の状況が2月位から激変し、ステイホームな時間も増えてきたということもあり、時期を少し早めて5月に配信開始‼︎

ライブ会場限定100枚で作ったので、なかなか貴重。配信してからは、聴いてくださった皆様からもコメントを頂いたり、私たちの作った音楽をまだ愛して下さっていたりとこちらが元気をもらったような気がします。音源の配信を始めてからは、新しくYouTubeチャンネルやInstagramのアカウントも作って、気ままに気まぐれに発信していて。何のためにかと問われると、それはもう自分たちが楽しいから！やりたいから！ただ、それだけ。そこにフックのように引っかかってくれたり、はたまた両手を広げて待ちわびていてくれたりする人がいてくれるのは、ほんとにもう『ありがとう‼︎』です。

そして、私は今。今の3人で音楽作ったらどうなるかなって妄想しながら、にやにやしてます。いつか、やりたいなぁ、やれたらいいなぁって思ってる。

中学生の時にボッと小さくついた火種は今もまだ私の心で燃え続けているのだね。それが自分でも嬉しい。心にはオアシスと熱量を。

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