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コミュニティが続くように手を叩こう。殴って暴力について話し合おう。それがコミュニケーション。〜3331 ART FAIRは10月29日、30日開催
続いているコミュニティの素晴らしさを再確認。この継続がずっと続きますように。
1:アーツ千代田3331が現行スタイルで主催する最後のアートフェアが始まる
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本帰国して、実母中心の生活をしながら日々の生活を整えています。本日は3331 Arts Chiyoda が主催する今年で11回目の「3331 ART FAIR」のメディアプレビューに呼んで頂きました。
実は私たちはアーツ千代田3331がオープンする前から行っている。この施設も2023年3月で一旦閉館するそうです。
今回は現行の状態で行われる最後のアートフェアになります。
本日10月28日は招待者のビューイングが行われました。その前に総合ディレクターの中村政人さんのトークはメディア向けのみだったので今回はこの部分を紹介させて頂きます。そして個人的に印象に残った作家さんを紹介させて頂きたいです。
2:総合ディレクー、中村政人氏のトークより
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来年3月に一旦閉館になるこのアーツ千代田3331。現行の形では最後の開催になります。本来、このアートフェアはギャラリーが主体のバーゼル形式のフェアではなく、コレクターと作家の顔が見える「街に開いているアートフェア」にしたいと思っています。
本来、この地域でアートフェアを開くにあたって「アートってなんだかわかんないし」という概念から「意外と面白そう」「作家さんも別に怖くないじゃん」という風に土地に馴染んできました。
グローバルマーケットが大事なことはもちろんですが地域に根付いたアートフェアにしたいと思っています。
そのためにはギャラリー主体ではなく、キュレイターが全国から作品を選ぶという形式のスペースもあります。つまりギャラリーでも、個人でも参加が可能というわけです。
そして元学校という場所柄、体育館や屋上というホワイトキューブではない別のスタイルでの展示も楽しんでほしいと思います。
今回はNFTをbaseにした新しいチャレンジの展示や、優美堂という以前の額縁屋の再生プロジェクトなど、新しい形と過去を大切にする形、両方の側面を楽しんでほしいです。
このアーツ千代田3331は来年閉館しますが、建物が取り壊されるわけではありません。千代田区さんが耐震などの設備の全面点検を行い、インフラを全面的に見直すそうです。私たちはこの場所でかつて培われていた人と人との関係、コミュニティを大事にしながらこの場で文化活動を行ってきました。ぜひまたこの場に帰ってきたいと思っています。
ちなみに、ここで再確認。なぜアーツ千代田「3331」なのか。それは「一本締め」が由来だそうです。
“シャン・シャン・シャン”と三回手を打つことを三度、合わせて「九(苦)」となり、最後の“シャン”でその苦を払い、「九」に一画加えて「丸」になる=丸くおさまる - おめでたい席で感謝の意を表す風習として、江戸時代から受け継がれてきた手締めの文化である江戸一本締め。かけ声の「イヨーオ」は、「祝う・祝おう」が語源ともいわれています。“3331”は、施設がある江戸・東京の庶民文化の中心地である神田にちなみ、わたしたちの活動を通して人や地域がつながっていくという願いを込めた、手締めのリズムを表しています。
3:フェアはとてもフレンドリー!
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フェアは10月29日、30日の2日間の開催です。アートフェアっていうとドキドキしてしまいがちですが、このフェアは本当に気軽な気持ちで訪問できるのでぜひ足を運んでほしいと思います。
4:個人的に推したい作家さんを紹介する
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そして今回、私がぜひ紹介したい作家さんがこの会場の屋上で展示されているホユンさん。こちらの作品、キリストさんが磔になっていて正直ドキってしてしまうのだけど、もっとドキってしてしまうのは「殴ってください」って言われること。
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いくら人形とはいえ、キリスト様を自分の手で殴るっていうのはとてもドキマギします。ホユンさんのお話では、この暴力の実施によって感じた後にぜひ色々話をする、そこまで行ってこの作品は完成されるそうです。
私も殴らせて頂きました、とても不思議な感じがしました。最近の私は今年の8月にマレーシアから日本に本帰国したわけですが、マレーシアで食らった厳しいロックダウンは私にとって「新しい暴力体験」だったわけです。今まで私の中で体験したことがない暴力体験でした。
暴力と芸術というのは綿密な関係があって有名なところではオノヨーコさんのcut pieceなどが挙げられます。
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ちなみにホユンさんはこの作品は2020年から始めたそうです。2020年というといわゆるCOVID -19のパンデミックが世界的に始まった時。この時期を境に人々が感じていた「暴力」の定義が凄まじい勢いで「多角化した」と思うのですよね。
この作品を通じて、グローブをはめてぶん殴って、そして自分が今まで感じていた、そして今感じている暴力についてぜひ再考してほしいです。とても心に残る体験になると思います。
このような特別な体験が気軽にできるアートフェアは東京では数少ないと思います。形式の変化を受け入れながらぜひ存続してほしいと思います。コミュニティは続けて成長していくものですから。
ぜひ、屋上もお忘れなく訪れてみてください。
フェアの詳細はWEBをご確認ください。