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クリスマスの日にお仕事でうれしかったこと

2020年12月25日
クリスマスといっても、今日も訪問リハビリの仕事をした1日でした。

今朝は、キリリと冷え込み、太陽の光が眩しく気持ちいのいお天気。

冷えるね〜っと心の中で叫びながら
電動自転車(ママチャリ)で市内を駆け抜けます。

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朝いちから向かったのは、数年前から通っている◯◯さんのおうち
老老介護」をされています。

老老介護とは、核家族が進み、高齢者が高齢者の介護をすること

介護は力仕事も多く、若者でも大変です。

体力の衰えが見られる高齢者にとって老老介護は心身ともに負担が大きく、訪問リハビリでは、対象者の方もその介助をしている人のことも考慮しつつ、介助方法や介入方法に工夫をしながらアプローチします。

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そんな家庭を訪れて、寝たきりのおじいいちゃん(以下〇〇さん)の枕元に、ゴンチャロフ(お菓子やさん)の袋が置いてありました。

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可愛い、サンタの袋。

◯◯さんへの奥様からの愛情のお品だな♡とうれしくなって

私:えぇ〜♡ 〇〇さんのところにもサンタさん来たんですか?うれしいですねぇ

〇〇さん:あんたがな、いつもようしてくれるからな(ニマァ)

私:ううむ?どういうことでしょう?
〇〇さんにサンタさんが来たわけじゃないってことですか?私に準備してくださったんですか?

〇〇さん:そうや。あんたが普段よう歩かしてくれて、頑張ってくれるからプレゼントや


白地に赤色の可愛いクリスマスツリーの袋が
〇〇さんとコラボして、オブジェのようにカワイク見えましたが

なななななーんと、〇〇さんの枕元に置いていたのは、私へのクリスマスプレゼントでした。

嬉しいものの、こう言うとき本当に複雑な気持ち。

医療者は、こういった物等を頂くのはNGです。しかしながら、

普段、一言もなかなか話してくれないこの〇〇さんが
かすれた声で、こんなに長い分で話してくれて感謝を伝えてくれる

〇〇さんが、私に伝えるのをニコニコ眺める奥様のご様子

準備してくださった娘さんのお気持ち・・・

うれしくない理由がありません。
何しろこういうのに一番弱いですから!!

結局、もらってはいけない決まりだから、

気持ちがとてもありがたいという旨を伝えて
3度はお断りし、4度めに押されて頂くことになりました。

何よりも嬉しかったのは
いつも一生懸命やってることが伝わっていたこと
リハビリの効果を実感してくださっていることがわかったこと
です。

この仕事していてよかったよぉという気持ちにしてくれて
〇〇さんありがとう

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チョコは、ちょこっとずつスタッフみんなに配り(みんな共犯だ!笑)

美味しくいただきました。

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☆補足事項☆

リハビリって
ゆっくり良くなる人を辛抱強く見守るっていうイメージがあるかもしれませんが、実はそういうことでないのです。ドラマチックでなくてごめんなさい。

きなこさんの記事で理学療法士の仕事ぶりを書かれています。

うん、うん。理学療法士ってこういう人です。
こんな仕事っぷりしますって思ったのでどうぞ読んでみてくださいね↓

リハビリ(理学療法)は

問題点となっている身体機能面、動作面、認知・心理面、社会生活面のことを細分化して、「こうして、こうして、こうやったら一番、確実によくなる!」って考えながら改善する方法を考えます。

1回1回、理学療法士は常にフルに考えて分析しています。

患者さまが、それにのっかって行動して下さるか?
拒否されるか?
できない理由を並べられるか?

いろいろな反応がありますが、できれば提案にのって頂けるとありがたいです。

そのためには、この人を信頼しよう!少しなら、しんどいことも頑張ろう!

と思ってもらえる信頼を患者さまから得ないといけません

あまり疲れぎることをすると
「あの先生厳しくてあかんわ〜言うこと聞かない」プン!ってされても困るから、

絶妙なさじ加減や、その人の興味や希望、考えを考慮しつつ、ご機嫌もとりつつ、専門的にアプローチします。

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長くなりましたが、そんな仕事をしていた結果、認めたるわ〜的なお言葉を頂戴して

うれしい日でした。

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