長続きする友情だけが素晴らしいのか

最近またまた考えさせられることがありました。前に、「誘いを断りたい」という文章を書いたのですが、その続編です。

誘いを断りたいなどというと随分傲慢な感じもしますが、人生色々やりたい事もありますし、全部の誘いをありがたく受け取っていたら、時間もお金も足りなくなるわけです。なので、取捨選択は必要かと思われます。

あの誘いがどうなったかと言いますと、結局断れなくて、行く予定でいたのです。しかしまた台風が来るとかで(!)先方が来れる?大丈夫?と聞いてくれました。

そこで、ヨッシャーとばかりに「ごめん、雨だったら無理かな〜」と答えました。今回は子連れでの集まりなので、悪天候なら無理っていう辺りの断り方はOKなのです。

でもそれだけじゃダメですよね、やっぱり。リ・スケジュールになるだけです。遠いので行けない、という根本を説明しないと。

しかし既に何回か伺ったお宅だし、その上で「遠い」などという感想をもらしたら、向こうは傷つくのではないか。都会から郊外に引っ越したことを気に病んでいたし。今後お宅での集まりには呼ばなくていいよ〜ということを、どういう断り方をしたところで、彼女やその周辺の友人たちに嫌われるであろう。それが怖い。

…いやいや、しかし。内心面倒くさいと思いながら会いに行くのも失礼だし、結局断りました。勝手に旦那を持ち出して(笑)

これまた根本的な断り方ではないので、近々また問題が発生する予感がしますが、予定が空いてとりあえずホッとしました。あんまり人と会いすぎるのも、疲れますしね。40近くになって、やっとこの事に気づきました。常に人といるほうが落ち着いて幸せーという人も、世の中にはいるのでしょうか。私には無理です。

今回の一件で思ったのは、タイトル通りのことですが、長続きする友情だけが素晴らしいのだろうか、ということ。

彼女や共通の友人たちと近くに住んでいた頃は、家を行き来するのも楽しかった。でも今は気軽に会える距離ではなくなったし、それに伴い疎遠になってしまっても、それはそれで自然な流れなのではないだろうか。もちろん、会えるものなら会い続けたいとは思う。無理のない場所で。

幼馴染とか学生時代からの親友とか、生涯の友…などなど、長く続く友情に憧れて、「一度友達になったら大事にし、なるべく長く続かせなければ。そうなってこそ真の友達と言える。」みたいにどこかしら思い込んでいた節があるのですが、自分にはそういうの向いていないようだし、それでも続く人とは細く長く続くのかも知れないし、人生はいつだって「今」なのだから、今、楽に付き合える人とお付き合いをすればいいんじゃないのかな?

歳を取ったら、その時近くに住んでるばーちゃん仲間と友達に。なーんて言っているから友達が少ないのかな。

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