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同じ所を何度も塗らない

美大を目指して絵の教室に通っていた頃、先生に「○ちゃん(私)は、同じ所ばっかずっと塗っているね」と言われたことがあり、なぜか記憶に残っています。

当時はその言葉通りに受け取っていて、「そうだ!同じとこばっかチマチマ塗ってないで、もっと全体を描いていかねば!」と思ったのですが、大人になってからは、これって、自分の考え方とか生き様にもなんか当てはまるなあ、と考えるに至りました(笑)

「お金がない」「いつになったら成功できるんだろう」「一生このままなのかな私」など、気がつくといつも似たような考えの周りをグルグルグルグル回っている。いつもいつも、気が狂うほど同じところにいる。引っ越したってダメ。

グルグルしているなー自分、と気がついたら、いい加減そこからは離れ、次のところにいくっていう踏ん切りが大事ですね。心の中の、違う場所。解決しなくていいから、その問題はさておいて、違うことを考えるということ。

ちなみに今日は水彩で絵を描いていたのですが、水彩ってそもそも、同じところを何度も描けない(注:うまい人がどうやってるかは知りません)。色の重なりを出したいのに、上から何度も描いちゃったら、下の部分が水に溶けて消えてしまう。なので、描く時は意識的に次、次、次っていきます。

誰かにもらった教訓で他に印象に残っているものと言えば、大学時代にバイトしていたパン屋さんの店長の、「同じ作業は一気にやった方が早いんだよ」です。至極もっともなことですが、当時はそんなことも分からないくらい、手際が悪かったのですね〜。

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