「#私の仕事」

主に映画のヘアーメークという仕事をしています。テレビドラマ・CM・舞台も同様ですが、イレギュラーな講師もしています。

ひと事で言い表すとすれば、人に喜んで貰える職業ではないかと感じる。

映画に於いては、台本に描かれているキャラクターというものを念頭にデザインする訳だが、自分の想像力や力が発揮できれば 演じ易くなる俳優さんは喜んでくれる。監督は勿論、その役にハマった俳優さんが存在すれば作品を高められるので、笑顔で応えてくれる。

モデルさんであれば、美しい部分を引き出し協調させ魅せつける。本人が思っている以上の見え方になれば、「え~っ?ヤバ~イ!」と、歓喜の声も聞ける。その喜んでいる姿を見て自分の仕事を確認する。といっても過言ではないだろう。

一番身近な母におきかえると、ヘアーメークをしてあげ 出かけた先で「10才若返って見えるよ!」と、友人に驚かれ褒められたそうだ。その事を今でも話題にする。

人は楽しかった思い出より、つらく悲しい出来事を記憶の底に積み重ねてしまうのではないだろうか?しかし、こうして嬉しい出来事として記憶されていることに喜びを感じる。様々なスチュエーションを想像しても、やっぱり喜びの一粒を与えることができ、笑顔を創り出せる仕事ではないだろうか?

自分の喜びは他人を喜ばすことだ。なんて言葉にしてしまうと、大きな穴から抜け出せなくなりそうだけれど、人の喜ぶ顔は、自分の鏡になっていると感じている。

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