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広報が生成AIでめっちゃ助かってる使い方「勝手にtop5!」

"テクノロジーで人々を適切な医療に案内する"をミッションに医療プラットフォームを提供するUbieでPRをしている上田(@co_ri_n)です。この記事は#Ubieアドベントカレンダー(Accelerator)の12日目にエントリーしています。

2023年は「そのワードを目にしない日はなかった」と言ってもおかしくないくらい生成AIの1年でしたね。Ubieでも早くから、安全かつ積極的な活用を目指した研究組織「Ubie Lab」の立ち上げや、医療機関向けサービスでの問診要約機能の提供などを行っています。

また、社内でも生産性向上の観点から、機密情報を入力できたりプロンプトを社内共有できたりする社内用ChatGPTが内製されています。私自身この社内版ChatGPT「Dev-Genius」こと通称「Dev爺」に大変お世話になっており、このnoteでは個人的な利用頻度×助かり度を踏まえた「生成AI活用ランキング」をご紹介したいと思います。広報の方・広報以外の方にも参考になる部分があるはず(といいな…!)!

「Dev-Genius」こと通称「Dev爺」、とってもかわいいじい

なお、これは個人的なランキングなので、Ubie社内の生成AIのイケてる事例はぜひこちらのnoteをご覧ください💁!

個人的に「めっちゃ助かってる!」生成AI活用ランキング

🥇第1位:難しい文章をギャル語で要約!
利用頻度★★★★★
助かり度★★★★☆

一番お世話になっている機能です。社内外の「これは調べるの時間掛かりそうな内容だな」「読み込んで理解するのちょっと時間が掛かりそうだな」という会話やテキストをギャルが要約してわかりやすく伝えてくれます。

試しに先ほどのプレスリリースの概要部分を要約してもらいました。

医療機関向け問診要約機能のプレスリリースの概要です

わかりやすい…!ちなみに最近は「ギャル語と例え話で分かりやすく説明して」もよく使っています。

▼Ubieでも導入されている「ホラクラシー」について聞いてみた

むりやり女子会に例えてくれました

おかげで「大事そうだけど調べるの・読み込むの、ちょっと腰が重いな」という心理的負担がなくなりました。1個あたり3分ほどの削減になっていそうです。

🥈第2位:無限に壁打ち!
利用頻度★★★☆☆
助かり度★★★★☆

ChatGPTのいいところは対話ができること。意見を聞いたり、質問をもらったりできるので壁打ちに最適です。特にこれまでの経験にない新しいことを始める際、自分にない視点や考慮漏れに気付かされたり、頭の中を整理できたりと重宝しています。
ちなみに11月にリニューアルした会社紹介資料とコーポレートサイトのアップデートについても、PJT開始時、方向性の素案を決める際にも長時間やりとりしていました。

やりたいことをぶつけてアイデアをもらったり、自分のアイデアに抜け漏れやもっとよく出来る点がないかをずっとやりとりしていました。

Ubieは「分からないことがあったら聞く」が推奨されており、皆優しく教えてくれる・壁打ちにも気軽に付き合ってくれますが、「さすがにもうちょっと自分の中で仮説を持って話したほうが、得たい物が得られそうだな」と思った時などに利用しています。

🥉第3位:まずはアウトプットイメージ見せて〜!
利用頻度★★☆☆☆
助かり度★★★☆☆

例えば初めての内容でのプレスリリースや、あまり書いたことがないジャンルの文章などについて、「情報を読み込ませていったんアウトプットしてみてもらう」ということをしています。

目的としては「無限壁打ち」と近いのですが、アウトプットを出してもらうことで「この内容のプレスリリースはこんな構成が一般的なんだな」「文章はこういう流れなんだな」という基本をざっと理解することができます。

私の指示が微妙なのかもしれませんが、これをそのまま使うということはなく、「何が押さえるべきポイントなのか」をざっくり把握するための参考程度に使っています。それでも自分で調べるよりはるかに時間短縮できるのでありがたいです。

🎉第4位:はたして私は次に何をすればいいですか?
利用頻度★★★☆☆
助かり度★★☆☆☆

メールやお問い合わせなど、外部の方の「はじめまして」から始まるご依頼やご相談の丁寧な文章や英語の文章を要約・翻訳してもらい、その後とるべきアクションを指示してもらいます。指示待ち人間です。

翻訳+何をすればいいか確認
こんな感じで教えてくれました、もちろんやりとりの翻訳も。英語のテキストコミュニケーションのハードルが下がります。

要約する/翻訳する→次にすべきアクションを提示してもらう、など一つひとつ指示するのではなく、複数のお願いを1度にまるっと対応してくれるのが、ChatGPTのいいところだな〜と思います。


🎉第5位:文字起こしテキストのケバを取る!
利用頻度★☆☆☆☆
助かり度★★★★★
Google MeetやZoomなどのオンライン会議の内容を文字起こししてれるAIサービスtl;dv との併用です。tl;dvの文字起こしの精度はとても高いのですが、「あー」「えー」などの余計な言葉が入っていたり、話し言葉がそのままテキストになるので、社内メンバーの対談ブログなどを作りたい時は起こした文章を一つひとつ修正する必要があります。

そこでテキストを読み込ませて「ケバ取りして」とお願いすると、余計な言葉をカットしてある程度読みやすい文章にしてくれます。その段階から自分で微調整をすれば良いのでかなり楽です。

例が悪いんですが「えっと」とか入ってますね、音声テキストを読みやすく整えてくれるという感じが近いかもしれません。

全く人の手が要らないレベルという訳にはいきませんが、30min〜1hくらいの削減にはなるのではないでしょうか。まだ試している段階で活用はこれからですが、助かり度はかなり高そうです。

※ちなみに「ケバ取り」は本来「あー」「えー」などの意味のない言葉をカットすることなのですが、chatGPTで「ケバ取り」を指示した場合は、読みやすくする「整文」までやってることになると思います(たぶん…!分かり手の方いたら教えてください!)。

神ツールを使いこなせたのは3つの特徴を知れたから

こんな感じで毎日何かしらで利用しており、神ツールと崇めているのですが、こんなに利用頻度高く「助かる〜!」と思える活用ができているのは、生成AIが出てきてすぐにその特徴について、Ubie LabのHead of AI Researchに詳細を聞けたことが大きかった気がします。特に知っておいてよかったなと思うのは以下3つの特徴です。

1:妄想が得意

「壁打ちしたい」「アイデアほしいな」という時に活用できるんだというイメージを持つことができました。とにかく話題を広げてくれたり、斬新なアイデアをくれたりします。ただ、ときどき人物や歴史について、全然正しくないことを言ってしまうことがあります。これはハルシネーション(幻覚)と呼ばれています。なのでエビデンスを確認する・自分で意思決定することを心がけています。

2:要約が得意

「難しいことを分かりやすくできる」というのは本当にすごい。ちなみに今年引越ししたのですが、不動産や役所の難しい文面も一般のChatGPTに要約してもらい、各種手続きの流れなどをスムーズに理解できました。

3:一般的な知識がある

「第2位:無限に壁打ち!」の時に「あなたは⚪️⚪️のプロです」と入れて会話することが多いです。ここにギャル口調を掛け合わせるととっても楽しいです。

これらの特徴を踏まえた上で依頼すると、いいアウトプットを返してくれるので、「分からないことや気になりはまずDev爺に入れてみよう」という癖が自然につきました。

とはいえ社内の活用事例を見るとまだまだ色んな使い方がありそうです(GASの効率化とかやってみたい…)!来年もテクノロジーを適切に活用して生産性を高めていければと思います!そして何より神ツールを爆速で開発&改良してくれてる皆に感謝!!

それでは皆さま少し早いですが良いお年を!

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カジュアル面談もありますので、ご興味ある方はぜひメンバーとお話ししましょう!

【提供するサービス一覧】
▽生活者向け 症状検索エンジン「ユビー」
日本版:https://ubie.app/
US版:https://ubiehealth.com
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https://intro.dr-ubie.com/


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