#レズビアン自分史
#レズビアン自分史 のタグが私のTLで流行っている。
いい機会なのでまとめておこう。
当該SNSでは画像での投稿になるけど、文字で検索する人もいるだろうからこちらも残しておく。
※以下、もちろん一部ぼかしたり意図的に書いていないこともあります。
幼少期
男子も女子も先生も「好きな子」はできなかった幼少期。母親はご近所の同級の男子とくっつけようとしていた気がする。
小学校に上がって、みんな好きな異性を設定しているので自分も一応設定していた。クラスいち勉強ができて抜群に足も速い男子。誰も文句はなかろう。
中学
中1、中2と相変わらず好きな子はできず、自分は何か欠けているのではという考えを持ち始める。勉強ができ要領も良く何事もそつなくこなせたため、恋愛とか関係なく「何かに強く想いをかける」こと自体が出来ない欠陥人間なのではと悩む(この悩みは大学に入って建築や現代アートに触れて解消した)。
中3の夏に初めて好きな子ができる。同性だからという点で悩むことはなく、みんなの恋愛話にピンと来なかったのはそういうことだったのか!!と納得する。といって恋愛がうまくいくことはなく、とても優しい子で好きになる前から仲良くしていたけど、私の不器用さゆえにいろいろご迷惑をおかけしてその節は申し訳ないことをした。
高校~大学
以降、クローゼットレズビアンかつデミロマかつノンセク傾向として(当時こんな単語は知らなかったしアイデンティファイもしていなかった)、深く親しくなった友人を好きになっては恋愛に移行することもできず、私には"大切な友人たち"さえいればいい、彼女たちに助けが必要になった時に助けられるくらいの経済力と行動力と人間性を備えて、ひとりの人生を楽しく送るわ、という方向で落ち着く。
就職~
就職後しばらくして転勤となり、地元を離れたことで私のレズビアン人生が動き出す。この頃には"大切な友人たち"とも年に1~2回しか会わない生活になっており、百合作品やSNSなどにも触れて「私に彼女ができる世界もありえるかも?」と本気で考え始める。地元じゃないしいいよね…と当時世間一般では今ほど市民権を得ていなかったマッチングアプリでこっそり活動を開始。
これまで恋愛面では常に片思いだったことで自信を失っていたが、アプリをするうち私を好きだと言ってくれる女性とも出会えて自信を取り戻す。しかしデミロマ傾向ゆえ、そう簡単に相手を好きになることはなかった。
~現在
アプリでいろいろな人とメッセージのやりとりをしたり会ってみたり、いいなと思ったり相手の勢いに圧倒されたりするうちに、自分が付き合いたいと思うタイプがぼんやりとわかってくる。テンション、話すトーン、考え方、外見の雰囲気。このとき既にアプリを始めてから約4年が経過。
このあたりでやっと「本当に私に彼女なんてできるのか試してみよう」から「好きだと思える女性と付き合いたい」に気持ちが切り替わり、そしてタイミングよく好みど真ん中の恋人と出会い、もうすぐ付き合って2年になる。
現在~
今の恋人と恋愛をして安定した関係になって、ラブソングや世間の恋人たちの言うことがなんとなくわかるようになった。共感できることが増えたのは嬉しいけど、でもこれを是としてしまうと過去のアロマンティック的だったりデミロマ的だった私を否定することになるからそうはしたくない。一人でも二人でもそれ以上でも恋愛でもそうじゃなくてもいろいろな幸せがあり、そうなる権利があるという立場でいたい。
これからも一人でやること、二人でやること、みんなでやること、バランスよく楽しんでいきたいと思う。よろしく!
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