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【占い師になるには】 占い師になった話-3


自分が辿ってきた道を思い出しながら、

勉強の仕方、なにげに集まった・集めた情報等、
これから始めようとしている方の参考になればと思い記録しています。

【初めての現場体験】


◆イベントデビュー

初めてのイベント出演はお世話になっているコワーキングスペース主催の
主に女性向けのイベントでした。

ヨガやアクセサリーづくり、写真の撮り方、
法律や職業に関する相談会など
女性たちが(男性もOKでした)生き生きと暮らせるための
様々なカテゴリーのワークショップやカウンセリングがありました。

占いはもうお一人タロット占いの方がいらしたので差別化が必要でした。
その頃、効果を見い出していた「引き寄せ」を
タロット占いと合体させたメニューを考えました。


料金は一律500円とイベント内で決められていましたので
一件にかかる時間の設定その他調整して準備を始めました。

ワンコインといえどもお代をいただく以上、
練習ではありません。
商品として整えなくてはいけませんでした。

そこで、新しいメニューを友人達にモニターしてもらいました。

ある友人は数人の友人を招いてホームパーティーを開いてくれました。
みんなで引き寄せワークの話をしたり、
一人一人のご相談を占ったり。
それまで連続して何人も占う機会がなかったので
とてもありがたかったです。

友人の夫を占ったときは、
互いにまだ親しくもなく心を開いていなかったせいか
なんとなく壁を感じて読みにくかったことがあったので
占いを経験したことがない男性の友人にも声をかけて試してもらいました。

女性は男性よりも共感能力が高く、雑誌の占いなどに慣れているので
比較的その場の空気を作りやすかったりつかみやすいと思うのですが
半信半疑な男性はだいぶ違います。

占い業界ではよく「ラポール」を形成する、と言われています。
相談者さんと占い師の間に「関係性」を築くことが必要になります。
 
いきなり絶対的な信頼関係というわけではなく
『今この時間はこの人の話を聞いてみよう』と
相談者さんが思ってくれるかどうかは重要です。


そうして10人ほどの方にモニターをお願いして練習してみると
質問の取り方や時間配分の問題点もわかり修正していきました。

自分がリーディングする時間も必要ですが
相談者さんがお話をする時間も必要です。

1組20分で500円、
次の枠までは10分空けたので1時間に2組×5時間。

タイムスケジュールを作って告知フライヤーやサイトに載せてもらいました。

現場での受付は自身で行わないといけないため
占いご希望の方が自由に書ける予約表も作りました。

そうしていざ本番となり、
ありがたいことに満席という初イベントは嬉しい結果となりました。
 
満席で10組ですが事前に予約が入っていた方は現れませんでした。
 
そういったこともあるんだなということを知りました。

私ともうひとりのタロット占いを両方受け
『同じカードが出て同じことを言われた』と

タロットの不思議を体験された方もいました。

実際にお客様を占って気づいたことがありました。

タロット占いは今そのときの状況が出やすく、
今の考えで進むと近い将来こうなっていきそうだ、ということが出ます。
近い将来というのは数ヶ月~半年くらいです。

そして特に、感情や気持ちのディテールの部分が出やすいです。

お客様にとっては重要な場面でも、
それは長い物語の中の一章の中の一部でもあります。
前後の章も気になりました。

もっと大きな流れの中で、
例えば昨年はどうだったか、来年はどうなるのか、
どんな流れの途中の【今】なのかを知りたいと思ったときに
やはり命術(生年月日で鑑定する占術)が必要なのでは、と感じました。

もう一つ気づいたことは、
意外と自分は体力がある、ということでした。

占い鑑定の中で話したことや聞いたことを
わたしはほとんど覚えていません。
母もそのようなことを言っていたことがあり
そうなの?なんで?、、と思ったものでしたが
自分が体験してみると本当にそうでした。

喋らされている感じ、と言う占い師友達もいました。
 
個人情報でもあり大事な秘密なので
お聞きしたことを覚えていない方が幸いな気もします。
思い出そうとすれば思い出せそうなので、
記憶の奥の方にすぐに仕舞い込んで隠してしまっているような感じです。

そのせいか、一日中聞いたり話したりしたはずなのに、
終わってからも疲れをまったく感じていませんでした。


その年は一ヶ月後にもまたイベント出演の機会がありました。
ところがこちらは集客を失敗し、
友人や出演者の知人しか占うことができませんでした。

しかしこの時のことが後にまた大きな機会へと繋がりました。

(次回につづきます)


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