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【占い師になるには】 占い鑑定師になった話-1


『占い師ってどうやってなるの?』と聞かれることがあります。

資格が必要な仕事ではないので様々な経緯で鑑定師が生まれていますね。

3日くらいでなる人もいるし、スクールも沢山あるよ、と言うと驚かれます。

自分が辿ってきた道を思い出しながら、
勉強の仕方、なにげに集まった・集めた情報等、
これから始めようとしている方の参考になればと思い記録します。

会社員デザイナーのかたわら、
アート的な興味からタロット占いを学びはじめ、
人生が大きく変わった数年間でした。


【占術を勉強する】

◆まずは1つの占術をマスター

占いの方法は沢山あって、勉強を始めると色々と目移りがしますが
まずは1つの占術に興味を抱いて勉強することから始まると思います。

占術は大きく分けると
卜術(卜占)
命術(命占)
相術(相占)
の3つにカテゴライズされます。

「卜術」はタロットやルーン、易など
偶然出たサインですが
何故か言い当てられてお客さんがびっくりする、という占術です。
人の心の中の感情や考えなど移ろいやすいもの、
直近のことや行動についてのアンサーが出やすいです。
 
「命術」は西洋占星術や九星気学、四柱推命など
受け継がれてきたロジックに従って、生年月日によって性格や長いスパンの運勢を鑑定する占術。
主に現象や出来事、シチュエーションに関する予想が出ます。

「相術」は、手相や人相など目で見てわかることから鑑定する占術です。
命術と相術は誕生日や実在するモノが鑑定の根拠になっているわけです。

多くの占い師は、相談内容によってこの3つの占術を使いこなします。


「命術」はある程度習得するまで数年かかると言われています。
「相術」は多くの例を実際に“見る”必要があるので習得するまでに時間がかかります。
取りかかりやすいイメージがあるのが「卜術」です。


私はタロットを始めました。

理論を重要視する方は命術、
見える世界を重要視する方は相術がいいかもしれません。
ただしそれらは、誰かを鑑定できるようになるまで3年くらいはかかります。

タロットなどの卜術は個人差はあると思いますが
カードの意味を覚えて直感力とアウトプット力を鍛えれば
1年以内に始められると思います。


私の母は東洋系占術の占い師ですが、
タロットも少しだけ知っていたのでさわりだけ教わりました。

昼間はデザインの仕事をしていたので、
アート的な興味からの、今思えばまったくの遊び気分でした。
占い師になろうなどという考えはまったくありませんでした。

占い師の血筋なら元々そういう能力があったのでは?
と思われるかもしれませんが
占いを自らやろうと興味を持った時点で
誰でもその能力があるのだと思いますよ。

『霊感』が無いとできないのか?と聞かれることもありますが
直感や超感覚のようなものは誰でも持っていて
それを使うかどうかの違いだと思います。
 

とにかく1つの占術を学んでいくうちに
なぜ他の占術が存在するのか、
多くの占い師が占術を複合的に使用している理由がわかってきます。


◆タロット占いを始める

タロットカードは占い道具を扱うお店はもちろん、
占いコーナーが充実している大きな書店や
ネット通販で入手できます。

タロットは本当に沢山の種類が販売されています。
最初に手にするならウェイト版と言われるシリーズが
分かりやすいし解説本も多く出ているので良いと思います。
案外ポップな色合いのデザインです。

近頃はオラクルカードと言われるものも沢山出ています。
絵とメッセージが書かれた数十枚のカードで、
引いたカードのメッセージを受け取るというもので、
タロットとは使い方が異なります。

タロットカードは大アルカナという22枚のメジャーのカードと
小アルカナという56枚のトランプのような数札の計78枚で構成されています。


サイズも色々あります。
レギュラーサイズが基本ですが、
手が小さめの方はポケットサイズがいいと思います。

タロットカードを混ぜたり(シャッフル)並べたり(スプレッド)して占うわけですが
直接テーブルの上で混ぜてカードが傷んだり汚れたりしないように
タロットクロスやアルタークロスと言われる敷き布を用意します。

クロスを敷くことによって特別なスペースが出来上がります。

タロットクロスもネット通販などで購入できますし、
自分で作ってもいいと思います。
60cm角あれば大概足ります。

集中するためには柄ものではなく、
アンダーな色目のクラッシュベロアが使いやすいです。

ツルツルしたテーブルの上ではクロスは滑ります。
100均ショップなどでも売っている、
キッチンマットなどの下に敷く滑り止めシートが便利です。


毎日練習しながらカードの意味を覚えていけば、
半年くらいで友達相手に練習できるようになると思います。

カードの意味は初心者向けの解説本も沢山出版されていますので
独学でもある程度学び進むことができます。


わたしは『明日の自分』を毎晩占いました。
半年以上は続けたと思います。

次の日に結果が分かり検証がしいやすいのでおすすめです。

占い方は、最初に母から習ったスプレッド(展開法)でした。


前述の通り、タロットは78枚あり、
一通りカードが意味することは覚えないといけません。


少しやってみて、面白さを感じず、
カードの意味を覚えるのもちょっと無理だなーという場合は、
タロット占術は向いてないのかもしれません。


◆タロット占いの勉強を深める


独学もある程度進むと、もっと欲が出てきます。

何故当たるのか?

不思議なことを沢山経験しました。

例えば、「傲慢さ」「間違った情報」というキーワードがある日の【夜】に出ていました。
その日は業界仲間との会食で初めての店に行くところだったのですが
なぜか違う場所のURLをコピーして出かけ、大きく遅刻してしまいました。
自分が間違えるはずが無い、という油断、傲慢さがありました。


シンクロする出来事が重なると、
タロットについてもっと深く知りたくなり、
もっと体系的に、本格的に学ぶための師を探すことになるでしょう。

ネットで検索してみると、
都内だけでもかなり数のスクールや講座、個人の先生がいて驚くことになります。

一日講座なのか、連続講座なのか、システムや授業料も色々です。
行ってみたいと思ったところ、ピンときたところでもいいと思いますし、
講師の先生と合いそうかどうかもポイントだと思います。

私の場合はたまたま、
美大卒デザイナー職経験者の先生がレベルに応じた1日講座をされているのを見つけ、
迷わず飛びつきました。
自分のスケジュールやペースに合わせて進むことができましたし、
美術的な関心も共有できて先生とお話しするのはいつも楽しかったです。

何人かの先生やスクールを渡り歩く方もいるみたいですし、
並行して習う方もいると思います。

私もメインは1人の先生に習いながらも、
他のスクールでも面白そうな単発セミナーがあると
受けに行ったりしながら学んでいきました。

本も色々読みました。

先生がそういったことを許してくださっていたからできたことですが、
それを良しとしない先生もいると思います。



◆命術と相術について

命術はもっと大変です。
別の本業を持ちながらという時間の制約がある中では
ある程度習得するまで3年以上かかるものも多いでしょう。


私はタロット占いをお客様に有償で始めてから、
命術の必要性を感じ、西洋占星術を学び始めました。

今ではタロットと西洋占星術、数秘術のそれぞれの特性を使いながら鑑定をしています。

始めるタイミングは必要を感じてからで良かったと思います。

何の為に何を勉強したいのかは、
今後の長い道のりの中でモチベーションになる大切なところだと思います。

相術は、手相を少しだけ習いましたがまだ占術として使えるわけではありません。
これも、対面鑑定を始めてから必要を感じています。
手相も鑑定に使えるまでは時間がかかりそうです。


とにかくまずは1つを
例えば『タロット占いの修行中です』
と言えるくらい練習を積むことが全ての始まりになります。


きっと不思議な体験を沢山することになるでしょう。


タロットの解説本を買って数日後には有償で占いを始めました、
という方も少なく無いですが
それで大丈夫なのかな?と感じる方は沢山タロットを読む練習をして
じっくりその時が来るのを待ちましょう。

そして自分以外の誰かを占う初めての日がやってきます。
『練習相手になるよ』と誰かが言い出してくれるのです。

友人相手の練習でもドキドキしますよ^^

練習なので最初はもちろん無償です。

それがどのタイミングで有償になるのか、
続きはまた次回に^^


最後までお読みいただきありがとうございます。





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