GPTs「My Assistant」を作って改めて感じたGPTの可能性について
★本記事の対象者
・GPTs開発してみたい!と思われている方
・チーム間でうまく情報連携できる方法はないか・・・と探されている方
はじめに 〜 やっぱりGPTってすごいよね
みなさまお疲れ様です!光森です。
ここ最近の記事ではGPTをディスってばかりだったのですが・・・
つい先日、JUNさん(X:@jun_ymmd)が主催されている「No Code Morning」にてGPTs「My Assistant」の紹介をしたところ、
このGPTsすごいなぁ〜と自分が思っていた部分を皆さんにもすごいと言っていただきまして、
改めてGPTの可能性に気付かされた、そんな貴重なお時間をいただきました。
ですので、この記事では以下の記事でお伝えしきれていなかった、
ここが自分的にはすごいと思ってるんですこのGPTs!
という部分を紹介させていただければと思っております。
ここがすごいよGPT!【文脈把握能力】
前回の記事では、営業さんが「My Assistant」を使ったら〜ということで、以下のユースケースを取り上げていました。
上記の例は、
まず出力モードにしてから、
担当者「佐藤」さんをキーワードに、スプレッドシートから情報を収集してもらい、
その中から対応すべきタスクを教えてもらう
という流れで実行しています。
それで、担当者「佐藤」さんの情報をスプレッドシート上でソートしたらこんな感じなんですが・・・
ここで注目していただきたいのが、上記スプレッドシートの以下の行です。
No.11 青色行
お客様:F株式会社安藤さん
内容:「未来冷蔵庫」について詳細な見積もりが欲しいとの情報
No.12 赤色行
お客様:G株式会社豊中さん
内容:「過去冷蔵庫」の不具合の情報
まず、No.11の青色行については、こちら乗り気なお客様なので営業のチャンスですよね。
また、No.12の赤色行については、お客様に納品した商品が不具合だと言うことで、最も早急に対応しなければならない内容ですよね。
なので、自分としてはちゃんとこれらの情報をピックアップして欲しいなぁと思っていたのですが、ものの見事にMy Assistantはピックアップしてくれると言う結果でした。
ここでもう一度スプレッドシートを見ていただきたいのですが・・・
まずスプレッドシート自体に「ステータス」みたいな項目は入れていません。なので、GPTがMemoの内容を把握した上で、優先すべきタスクをピックアップしてくれていることがわかります
ピックアップしてくれたNo.11、No.12については、その後何もそのお客様に対してのメモがありませんので、GPTが「担当が対応してないぞ!」と言うことを判断してくれた上で、ピックアップしてくれているのだと思います
次にNo.1、No.2、No.14は全てD株式会社佐竹さんの内容なのですが、
「No.2で詳細見積りを出した後 → No.14で1週間後に再訪問」
しており、ちゃんと担当が対応していることから、GPTが優先すべきタスクからは除いていることがわかりますまたNo.13のH株式会社小林さんの内容についても、実は商品説明をしてから対応をしていません。ただ、No.11、No.12に比べると優先度が低いため、GPTがピックアップしていないんだと思います
と言うことで、GPTがちゃんとそれぞれのMemoの内容を判断し、文脈判断をした上で、優先すべきタスクをピックアップしてくれていることがわかりますね。
★補足
もちろん今後スプレッドシートの情報量が増えてきたり、似たような情報が混ざってくるとどうなんだ?と言う懸念はありますが、それはGPT-5に期待と言うことで・・・
今回の例は、やってることは正直小学生の国語のレベルではあるのですが、正直自分はこんなGPTの使い方をしてこなかったんですね。
議事録を読み込ませてこの中から優先すべきタスクは?とか、そんな使い方が近いのかなぁ・・・とは思うのですが、情報流出の懸念があったため業務でも個人的にもあまり使ってこなかったので、改めてGPTの文脈判断能力には驚かされました。
GPTの可能性について
今回の話をNo Code Morinigの皆様に話をしたところ、「これはいろんな可能性があるね!」と言うことで盛り上がっていただきました。
(もうSal○○○rceいらんやん的な発言も笑。消される笑)
その中で面白いなと思ったのは、もう社長の代わりになってもらえるじゃんと言う話です。
スプレッドシートの整理方法を工夫し、社内の情報をうまく整理することができれば、
「もうMy Assistantに聞いておいて」
みたいなことができるかもしれませんね。
また、もうすでに他の方がGPTsとか作られていますが、それこそ情報収集してからは3人ぐらいそれぞれの役割を持たせたエキスパートをGPTの中に用意しておいて、それらが多数決で決めてくれるみたいな、
ちゃんと社内の状況を把握した上でのエヴァのMAGI
みたいなことも、できるようになるのかもしれません。
1人目:社長の人格
2人目:中小企業診断士の人格
3人目:税理士の人格
とかとか…
おわりに 〜 今後のGPTに期待!!
★補足の部分にも記載しましたが、現状のGPT-4では情報量が多くなったときにどうなるのかな?というところは正直あるのですが、Claude 3 OpusとかそれこそGPT-5とかになってくれば、そのうちこんなこともできちゃうんだろうなと思っています。
My Assistantはアイデア次第でいろんな使い方ができると思いますので、本GPTsを皆さんに構築していただき、我々が考え付かなかったような色々な使われ方がされればいいなと考えております。
「こんな使い方ができたよ!」とか、「こんな情報を入力すればいい感じだよ!」とかもしあれば、どんどんコメントいただければ幸いです!
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