災害対策・家具の置き方の工夫【日本生活環境支援協会】
日本生活環境支援協会です。近い将来、再び大きな地震が来ると予想されます。災害対策の一環として、食料などの備蓄をしている人が増えているようですが、自宅内の家具の置き方を工夫している人は少ないのではないでしょうか。今回は、災害対策としての家具の置き方について紹介します。
地震で家具はどれくらい動く?
震度5弱程度から、書棚や棚のものが落ちる可能性が出てきます。震度5強では家具が倒れることもあります。阪神大震災で観測した震度7の地震では、家の中の家具はほとんどが移動し、倒れたり飛んでしまったりする可能性もあるんです。
普段の生活ではなかなか想像が出来ないことですよね。実際に阪神大震災では、テレビがコンセントを引きちぎって、数メートル飛ばされたという例もあります。一見安全に見える家の中も、災害時にはかなりの危険がある場所なんです。
家具の置き方の工夫
少しでも家の中を安全な場所にするためには、家具の配置を見直す必要があります。家具を固定することも必要ですが、まずは配置の工夫について考えていきましょう。
背の高い家具
背の高い家具は、地震の揺れで倒れやすく、進路や出入口を塞いでしまう可能性もあります。倒れると身の危険もあります。背の高い家具は本来は極力置かないことがベストです。ただ、全てを排除するのは難しい場合もありますよね。
そこで、背の高い家具を置く場合には
・子供部屋、高齢者がいる部屋、寝室には置かない
・出入口付近には置かない
このように置き場所に注意しましょう。
就寝位置の周辺に家具を置く場合
ベッドや布団など、寝ている場所の近くに置く家具は背の低いものにするようにします。また、頭上に来る位置に家具は置かないようにしましょう。
二次災害に注意
家具が倒れた場合、近くにストーブやキッチンなど火の元の側に来ないように配置を工夫します。
まとめ
家具を固定したり滑らないようにしたりする工夫も大事ですが、家具の置き場所も災害時には重要になります。家庭内の家具を1度確認してみるといいですね。
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