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ひかり


たとえば私の言葉が、私の中だけで完結しているとしたら、なんて虚しいのだろう。

たとえば私の声が、音を持たなかったらどうやって届ければいいのだろう。

たとえば私の詩がなんの意味も持たなかったら、どうやってあなたに伝わるのだろう。

たとえばあなたの言葉が、その皮膚の下から溢れ落ちることがないのだとしたら、どうやって見つければ良いのだろう。

たとえばあなたの叫びが、不確かに響くのだとしたら、どうやって捕まえればいいのだろう。

たとえばあなたの口が、もう二度と開かないのだとしたらその唇を愛でるしかないのだろうか。

たとえばあなたの心が、物言わぬようになってしまったら、なんて悲しいんだろう。


わたしはひとり。あなたはひとり。

わたしはひとりじゃない、あなたもひとりじゃはい。

わたしはひとり。あなたはひとり。

わたしはひとりじゃない、あなたもひとりじゃない。

わたしはあなたと生きている、たとえ手足がなくとも、たとえ心だけになっても、わたしはあなたと生きている。


YOJHO

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