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【英検2級】ライティング要約問題の攻略法

こんにちは。アメリカ・シリコンバレー在住のSeikaです。

1月の英検も終了し、いよいよ次の英検から新形式になりますね!

3級以上の級においていくつか変更点がありますが、
英検2級のライティング問題では「要約問題」が新たに加えられました。
今回は公式に出されているサンプル問題とリニューアル解説動画を踏まえて要約問題の解き方を考えてみました🌟

英検2級を勉強中の方は読んでみてくださいね。

(2024年2月10日公開)



1. 2級の変更点

まずは公式サイトが発表している動画
【英検2024リニューアル解説動画】英検2級の変更点と勉強法(安河内哲也先生
を見てみましょう。

こちらの要約は以下の通りです。

リーディングセクション:
・問題数が38問から31問

・大問1
→4択の文法問題が廃止され、文法知識の評価をライティングセクションへ移行させることで、より実践的な言語使用能力の測定を目指します。

・大問3B
→長文の内容選択問題が4問削除されることで、リーディングセクションの構成が調整されます。

ライティングセクション
・新たに要約の問題が導入され、与えられた英文を45文字から55文字以内で要約する技能が求められる。
・ライティング問題2題のうち、要約問題は先に来ると予想される。

要約のポイント
・文章全体のメッセージを捉える
・パラグラフごとの重要なポイントを盛り込む
・具体的表現から抽象的表現にまとめる
→例「He bought carrots, cucumbers, onions, and eggplants」を「he bought various vegetables」と要約する。

【英検2024リニューアル解説動画】英検2級の変更点と勉強法(安河内哲也先生)

まず、大問1の文法問題の廃止。
これは個人的には嬉しいニュースです。
私はアメリカに住む小学生に英検2級を教えているのですが
この文法で出てくる、仮定法過去、分詞構文、形式目的語等の文法問題は
まだ小学生には難しい内容です。
そのため、小学生視点からだといいお知らせです。

次に、リーディングの大問3B。
こちらはその後に出てくる大問3Cと似ていて
歴史・文化・社会・自然・科学・環境などのトピックが出てくる長文読解です。
大問3B4問大問3C5問ですが、今回は問題が少ない大問3Bが廃止となるようです。

そして、新しいライティングセクションの要約問題。
これが気になりますね!
要約問題のポイントとして以下3点が挙げられていました。
・文章全体のメッセージを捉える
・パラグラフごとの重要なポイントを盛り込む
・具体的表現から抽象的表現にまとめる

2. 要約問題の解き方

今度は公式サイトの出題例を確認してみます。
(英検公式サイトの出題例はこちらから確認できます。)

出題例2級

英文(154語)
  When students go to college, some decide to live at home with their parents, and others decide to rent an apartment by themselves.
There are other choices, too. These days, some of them choose to share a house with roommates.
  What are the reasons for this? Some students have a roommate who is good at math or science and can give advice about homework. Other students have a roommate from abroad and can leam about a foreign language through everyday conversations.Because of this, they have been able to improve their foreign language skills.
      On the other hand, some students have a roommate who stays up late at night and watches TV. This can be noisy and make it difficult for others to get enough sleep. Some students have a roommate who rarely helps with cleaning the house. As a result, they have to spend a lot of time cleaning the house by themselves.

出題例2級

3段落で154語の英文が、
解答では1/3の文量で、3文にまとめられていました。

解答例(49語)
These days, some college students share a house with roommates.
By doing this, some students can get help from their roommates with various things, such as math, science, or foreign languages.
However, some students have trouble with their roommates, such as trouble about sleeping times or cleaning the house.
※この黒字を書く力が必要

出題例2級

公式サイトの解説動画にはこちらの問題の解き方の説明もあったので基にしながら、要約のステップを考えます。

3. 要約のステップ

1.英文を慎重に読む
まずは全部読みます。

2.主題の特定
まず、英文の主題やテーマを特定します。
この例では、「These days, some of them choose to share a house with roommates.(最近では、ルームメイトとのシェアハウスを選ぶ人もいる。)」が主題です。

3.重要な情報の選択
英文から主要な情報やアイディアを選び出します。
この例では、
二段落目にルームメイトと共に住む利点「help with math, science, or foreign languages(数学、科学、外国語のお手伝い)」と、
三段落目に欠点「troubles about sleeping times or cleaning the house(睡眠時間や家の掃除に関する悩み)」が重要な情報です。

4.情報をまとめる
選び出した情報を簡潔にまとめます。
具体的な例を抽象的な説明に変えることが大切です。
例えば、
「help with math, science, or foreign languages(数学、科学、外国語のお手伝い)」は
get help from their roommates with various things(いろいろと助けてもらう)」に、

「troubles about sleeping times or cleaning the house(睡眠時間や家の掃除に関する悩み)」は、
have trouble with their roommates(ルームメイトとのトラブル)」に
一般化されていました。

このvatious things は使いやすそうなフレーズですね。
解説動画でも2度出てきたので、本番積極的に使いたいです。

5. 言い換えと簡素化
元の文を使いつつまとめます。
解答例では、第一段落の最後の文がほぼそのまま使われてました。

英文
「These days, some of them choose to share a house with roommates.」

解答例
「These days, some college students share a house with roommates.」

解答する際、代名詞(この場合them)は明確にした方がよさそうです。

6.見直し
書き終えたら誤字脱字のチェックをします。


4. まとめ

今回は英検2級の変更点を確認し、要約問題の解き方をまとめていきました。
要約のステップはこちらです。

1.英文を慎重に読む
2.主題の特定
3.重要な情報の選択
4.情報をまとめる
5.言い換えと簡素化
6.見直し

リーディングの負担は減ったものの、
このライティングのセクションに関しては一歩難しくなりました。
読む→テーマ特定→情報の選択まではさほど重くないと思いますが、
次の情報をまとめるが勝負ですね。
解説動画でも具体的な情報を抽象化するというのは強調されていたので、
ここは練習が必要でしょう。

次の英検は2024年6月2日(日)
新形式でドキドキの試験になりそうですが、受験する方はがんばってくださいね!!

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それでは、次回の記事でお会いしましょう!

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