図解でわかる 14歳からの自然災害と防災

 長く、記事を書いていませんでした。別の場所に連載記事を書いたり、イベントやプロジェクトの企画にかかわったり、イベントのまとめの文書に悪戦苦闘したり、本を作る仕事をしていたりして、本当にさぼってしまっていました。もちろんそんな理由以外に、良い内容を書こうとか、まとまった量を書こうといった、自分で自分に課してしまっていた「重荷」も原因だと思います。だから、もっと気楽に書こう、字数が少なくてもいいよね、と思うことにしました。気楽にね。
 さて、記事タイトルにある「図解でわかる 14歳からの自然災害と防災」(太田出版)を作りました。と言っても、監修として参加させていただき、一般社団法人社会応援ネットワークのメンバーとチームを作って作り上げました。監修といっても、企画会議や専門家、関係者の紹介(つまりつなぎ手です)、執筆、資料紹介など、あれやこれやをやりました。そこで一つ、感じたことは、プロってすごいなということです。社会応援ネットワークは教育支援、防災、心のケアなどで質の高い冊子や記事、ビデオを作り、学校、教職員、子どもたちに届け、ホームページでも公開しています。こういったプロと一緒に仕事をすると、うわあ、すごい!と思うことが多々ありました。
 この本、14歳からの中高生だけを読者に想定しているわけではありません。知人の一人は「これは大人が読んでも、痒い所に手が届く」と評価してくれました。そういえば、私は、知らない分野を学ぶとき、まず岩波ジュニア新書で知識を得て、それから専門書にあたります。いきなり専門書にあたると、何を書いているかわかりませんからね。別の知人は、「子どもたちに読んでもらいたいから学級文庫においておく」とおっしゃっています。小学校4年生の担任です。ある親は、リ「ビングに置いておこう。子どもが読んでくれたらうれしいな」と言ってくれました。
 大人がまず読む、そして気に入ってくださったら、子どもたちに紹介する、そんな流れって、いいですね。

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