産後うつから考える今求められている社会システムの変化
産後うつによる自死は防げる。いや、もっと正確に言えば、産後うつそのものをなくすことが出来る。私たちが本気でそれを望み、腰を据えてそれに取り組むならば。
人類の長い歴史の中で近代・現代ほど、これほどまでにお母さん及び女性(性)が(特に精神的に)サポートを得ていない時代はないと思う。社会の中に異常の種が芽生え、それが長く続き勢力を伸ばし社会を覆うと、魔法が徐々にかけられるかのようにして、いつの間にかそれがその社会の”普通”になってしまう。現代社会におけるお母さんたちへの慢性