司法試験と予備校 勉強方法 その2
「何これ目次がつけられるのヤッダーすごぉーい❤️」
ということで、今回から目次を挿入してみます。飽きたら止めます。
前回までのあらすじ
前回は「合格への道筋」を見失いやすい試験である、という内容でした。
「合格への道筋」に関して陥りやすいのは、「実力者の指示通り勉強していれば大丈夫」という誤解です。
この誤解が特に生じやすいのは予備校なので、予備校に関して少し考えてみます。
「要領がよい」ということ
私は、司法試験の合格には「要領がよい」という能力が不可欠だと考えています。短期合格か長期合格かにかかわりなく、司法試験合格に必要な能力として、要領のよさは不可欠です(これは関連する範囲が膨大であるためです)。
では、要領がよい、とはどういう意味でしょうか。
時に、要領のよさは、頭のよさという言葉で表現されることもあります。また、世間では、小賢しい等と同じく、否定的なニュアンスを伴って用いられることもあります。
もっとも、司法試験合格に求められる要領のよさとは、そのような抽象的な能力ではありませんし、否定的な意味合いもありません。
この場合の要領のよさとは、合格に必要なことだけを学び、求められていることだけを表現・論述する能力をいいます。
簡単にいえば「試験の合否と無関係な勉強をしない能力」です。
予備校の役割
この世には、司法試験合格のための予備校がいくつかあります。
その価値は、「合格に必要なことを教えてくれる(合否と無関係なものを示してくれる)こと」にあります。
言うまでもなく、予備校講師の面々は司法試験受験のエキスパートです。それどころか、人格面においても、人生の模範足り得る素晴らしい方々が揃っています。
そのような方々に教えを乞えること自体が、人生において非常に有意義な経験になるであろうことは、これはもう疑いようもない事実です多分。
ですが、それはあくまで付加的なものです。
司法試験合格との関係に限っていえば、予備校の価値は、勉強しなくても良いことを教えてくれること、そこに尽きます。
つまり、予備校は、勉強しなくても良いことを教えることで、「合格への道筋」を見つけやすくしてくれるところです。
しかし、当然ながら、「合格への道筋」は人によって異なります。
結局のところ「予備校の指示通り勉強していれば大丈夫」とは、(厳密には)いかないのです。
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