『経た時』
【作品形式】朗読・1人読み
【男性:女性:不問】0:0:1
【登場人物】読み手
【文字数】158字
【目安時間】約1分
一年
また一年
そして……再び一年を重ねた
経た時
それは私を
君やあなたと繋げ
私【たち】にした
一つの声が
二つに増え
三つで縒(よ)られ
最初とは異なる
より太い一つになる
多種多様な
言葉・想い・感情が
織り重なり
漲(みなぎ)っていく
新たな気持ちで
何度でも始めていこう
再び会えたなら
思い出話を沢山しよう
経た時を語り合おう
再会を
焦がれながらも
待つ間
磨いた時は
輝く刹那
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