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現代の観光産業について ~ハワイ観光局日本支局長 ミツエ・ヴァーレイさんから学ぶ~

【講義を終えて】

この講義では、
・素敵すぎるサクセスストーリーを歩んできたミツエさんのキャリア経緯や仕事に対する想い
・ハワイの観光事情、またそこから学ぶ今後の観光産業について

が主な内容となっていた。

まず、ミツエさん自身の経緯についてのお話があり、日本の片隅から、自らの経験や感覚を元にハワイへ飛び立つ決断をしたこと、そしてハワイでの、まずは自分を律しに行くために日本人のいないところ、学びが深まる場所に環境を置くことで新たな経験をしてきたキャリアに対し、感銘を受けた。

そしてメインの話は、やはり現在働かれているハワイ観光局日本支局長としての、これからの観光産業を発展させていくためのノウハウについて。
今回出てきたキーワードの中で、個人的に重要だと感じている2つがデスティネーションマーケティングとリジェネラティブマーケティングだ。

デスティネーションマーケティング・・・企業が提供する製品やサービス単体を売り込むのではなく、「目的地」を商品として捉え、顧客をその目的地に引き込み、地域や企業が経済効果を上げることを目指して行われるマーケティング手法のこと。
リジェネラティブマーケティング・・・ポイントは、サステナブルが継続を表すのに対し、リジェネラティブは再生を意味すること。今の環境をより良い状態に再生するためにマーケティング活動を行う。

ハワイ観光局の取り組みや仕組みがどのようになっているかをお話ししてくださった上で、ハワイは日本人が多い、と言われているが、観光客のおよそ15%にすぎないということ。そこで、よりハワイの魅力を日本に届けるためにデスティネーションマーケティングをどんどん進めていかなければならない状況だということをお話ししてくださった。
日本に向けた動画の紹介などをしてくださったのは印象的だった。

そして訪れたコロナ禍。ただし、希望は一切捨てなかったハワイが取り進めたリジェネラティブ政策。
現地コミュニティと共同し、自然、海洋保全、文化継承、コミュニティ、次世代育成プログラム、ブランドマーケティングと、常に前を向いている。

【これからの観光とハワイについて】

ミツエさんのハワイ、仕事への愛情がとても伝わってきた時間にもなった今回の講義。
ハワイの良さ、そしてキャリアのことも考えれる有意義な時間となった。
私もハワイが大好き。まだ1回しか渡航したことないけれど、海外で一番好きな場所。

私の場合はハワイ島の大自然をオープンカーで一周したことが記憶に深いけれど、もちろんオアフ島も訪れ、世界を代表するリゾート観光を堪能した。

周りの人と話をすると、「ハワイは日本人が多いからあまり海外感がない」「高い」などの声が上がっているのをよく聞く。

それはそうかもしれないけれど、私はそういった意見をはねのけてまでもハワイの魅力をもっと知って伝えたいな、と今回の講義を聞いて思った。

日本を含め、リジェネラティブマーケティングを進めていかなければならない国はたくさんある。そういった地を目でみたいと思っている。

どういったら日本人にその国の魅力が伝わるだろう、という視点を考えれたからこそ、日本人の私としてはどう考えたら日本の魅力が海外に伝わるだろう、とも考えたくなった。

そういった世界をこれから訪れたい。
でも、世界一周をしたら、最後に落ち着く場所は、ハワイだと思っている。


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