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地域取材を初めてする方へ向けてのアドバイス

こんにちは。SEIJIです。

先日、私は岐阜県の飛騨高山に初めての地域取材に行ってきました。そこで感じた取材の難しさ、楽しさ、学んだことをざっくばらんに書いていければと思います。


取材に行くまでの準備を怠らない


取材記事を掲載する媒体はどんな媒体か。読者層はどんな人か。どういった文章構成にするか。この3つの重要性をまずは理解してほしいと思います。まず、掲載する媒体に掲載されている記事はどういったものなのか、事前に他の記事を読んでみること。今回私が書いた記事は日本の観光雑誌などに掲載することを想定しましたが、これから書こうとする記事がどういった媒体に載っているのかをイメージしましょう。TABIPPO、機内誌、じゃらんなど観光本など、媒体は様々です。そして次に、今回のターゲットにしたい読者層(学生、社会人など)が誰なのか、事前に依頼元と確認しましょう。そして、書きたい記事の構成を先に考えておくことはとても重要です。ここがなければ、一つの段落に文字数や内容が偏ってしまい、バランスの悪い文章になってしまいます。事前に構成を練っておくことで、後は取材した内容を当てはめていく、これができると効率も良くなると感じました。


アポイント取り、スピード感が重要

今回私の場合は友人が住んでいたので友人の力を借りることにもなったのですが、ただこれから実際に仕事で取材に行くとなれば、取材をする相手に直接アポイントを取らなければなりません。観光地となれば、やはり休日は人も多く日程を抑えるのも難しいです。なので、案件が決まってからはスピード感が重要だと感じました。アポイントでは、まず取材目的をしっかり伝えて先方へイメージを持ってもらうことを心掛け、執筆時間などを逆算し、クライアントさんから言われた期限に向けて余裕を持った日程で取材にうかがえるよう、空いている日程を素早く抑えましょう。そうすることで、クライアントへの不安を持たせることなく、また自分の心の焦りもなく執筆に臨める安心感を得られることができます。今回私は期限までぎりぎりのところで日程を抑えたことからも、上記のことがとても大事だと特に感じています。

取材現場でのあらゆるリスクを想定する

最後に、取材当日、天候や渋滞など、思い通りに進まないこともあります。ここに対するリスク対策は事前にやっておいたほうが良いと考えています。対策と言っても忙しい中日程を抑えてくれている取材先に対し、雨だからといって日程を改めてもらうことは難しいので、雨のときにいかにその地域の魅力を引き出せるかを考えることが重要だと感じています。もちろん、先方に聞くのもありです。
そして、インタビュー内容について、事前に考えてきた質問をすることも大事ですが、型にはめていくだけでは固くなりがちです。気楽に、場を和ませながら、かつ必要な情報に対して熱意を持って話すことを心掛けると、先方にも伝わり、良い雰囲気の中、さらに奥深い話までできると実際に取材をして感じました。おまけに、取材先の文化やグルメ、雰囲気を存分に楽しむことさえできれば、ものすごく充実した1日を過ごすことが可能です。

最後に
ここまで取材での意識すべきことをお話してきましたが、取材が終わってからは、執筆はなるべく時間をかけずまずは書ききることが重要だと感じました。執筆で手が止まった時、あまり考えても仕方がないような気もしています。自分なりに書いて、先方へ提出をし、先方から指摘をもらったほうがより質も高くなります。だから恐れずに取材で聞いたことを書き込む、そして分からなければ追加で質問する。を心がけると良いです。

以上、私が伝えたい取材時のアドバイスとなります。考え方の違う取材ライターもいるとは思いますが、これから取材に行く人は是非参考にしていただければと思います。「事前準備」、「スピード感」、「イレギュラー想定」、「思い切り楽しむこと」を意識して、取り組んでいきましょう。


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