言ってるだけちゃん。

たまに、人に会って残念な思いをする。Facebookなどで意見交換をして、面白そうだと思って会う。そして、理想の話や将来の話、業界の分析なども聞く。そして、前のめりになって話を聞くんだけど、途中から気がついてくる。「このひとは、あの『言ってるだけちゃん』なんじゃないか。。」と。そう、ボクはひそかに「言ってるだけちゃん」と名付けている。その名の通り、「言っているだけ」なひとのことだ。名付けてしまった方には申し訳ない。しかし、そうなのだ。それだけ分析していて、先を見通せたら、ボクとこんな小さなカフェでしゃべってる場合じゃないでしょう。とツッコミを入れたくなる。そのくらいの話を聞くからだ。しかし、なんだか、オトナの言ってるだけちゃんも増えてきてるんじゃないかな、と感じる。ボクが小さい頃に感じていたオトナの姿というのは労働している姿だった。文字通り汗を流していたし、なにより、働いていた。どちらかといえば軽口をたたいてしまうことがカッコ悪かったものだ。有言実行という言葉もある。こちらはつまり「言ったんだったらやろうぜ」という言葉だ。ああ、やっぱり、子供の頃に染み付いたイメージというものは大きく影響するなあと思う。だから、きっとウチの子供たちにはボクと同じようなオトナのイメージを引き継いでしまうだろう。時代に合っていないのかもしれない。でも「言ってるだけちゃん」になってしまうよりも、働くことのカッコよさっていうやつを引き継いでいきたいと思ってる。