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方位と引っ越し

 秋と春は移転の季節です。

 春は入学、入社、秋は転勤などで引越しされる方が多いときです。

 氏神様に今までの感謝を述べに参拝にこられ、ご挨拶を頂戴します。お住まいが変わるわけですから希望と不安が入り混じります。

 私は引越し先で、ご当地の氏神様に参拝され、ご挨拶して安心をいただけるようお勧めしています。

 また、大半の方が移転先の方位に関心を持たれ、ご自分でお調べになっったり、ご両親や、興味のある知人友人から伺ってるようです。それに関して質問される内のひとつをお話いたします。

 それは方位盤です。2種類あることにお気づきでしょうか。ひとつは八方位。もうひとつは十二方位があります。八方位は分界が45°で、十二方位は30°です。どう使い分けたらいいのか。どちらを使えばいいのかで迷われているようです。

 八方位は吉凶神の配置を観るもので、十二方位は方角を観るものだという方もおります。暦などでもこう取れる使い方のもあります。でも、方位を八方位で観る方もいらっしゃいます。しかも千年の古き伝統の教えです。

 そこで、一般的な見方をお話しますと、現在は十二方位が多いようです。いままで神主さん、占い師さんや修験者さんに聴いた結果です。およそですが、移転は十二方位、家相は八方位という答えが一番多かったと思います。

 私のことをお話ししますと、方位盤のそもそもは、古代中国の都を中心とした地勢に基づいたもののはずですから妥当でしょう。ただ私は、鬼門についてはあまり重視しません。

 皆さんがご自分で調べてみる時はよい方角になってる方を使うべきです。案外手落ちや見込み違いが起こらないものです。なお、北の取り方には要注意です。地図の北に理科年表の偏差を加えて、現在お住まいの地の北を決めてください。

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