No.078 公認野球規則

 日ハムのエスコンフィールドのバックネットからホームベースまでの距離が基準の18mを満たしてなかった問題。公認野球規則では本塁からバックネット側のフェンスまで60フィート(約18メートル)以上が必要とされているが、15メートルほどしかない。
 どうやら、米国での基準は18mあるのが望ましい(Recommended)となっているのに対して、日本での規定作成時に18mが必要となったらしい。

Baseballの公式ルールは下記。確かに2.01に以下のような記載があり、It is recommended で記載されている。
It is recommended that the distance from home base to the backstop, and from the base lines to the nearest fence, stand or other obstruction on foul territory shall be 60 feet or more.

https://img.mlbstatic.com/mlb-images/image/upload/mlb/hhvryxqioipb87os1puw.pdf

日本の野球規則は下記。

本塁からバックストップまでの距離、塁線からファウルグラウンドにあるフェンス、スタンドまたはプレイの妨げになる施設までの距離は、60㌳(18.288㍍)以上を必要とする。

ちなみにNPBのサイトではなぜか野球規則が確認できない。以下のサイトに全文が載っていた。

http://yokouchibaseballclub.web.fc2.com/rules2021/rules2021-2.html#2.01

そして、サッカースタジアムはどうなのかなと気になったので調べてみた。サッカーのスタジアムに関しては、FIFA(国際サッカー連盟)が提示した「サッカースタジアム技術的推奨及び要件」を踏まえて日本スタジアム標準なるものが存在するようだ。

ピッチの外側のフィールドの広さは3.1.2に記載があり、サッカースタジアムの場合は、ゴールラインから10m、タッチラインから 8.5m の広さを確保することが望ましいと書かれている。

https://www.jfa.jp/documents/pdf/basic/07/01.pdf

ということで、メジャーもサッカーも推奨となってるし、野球規則はほぼメジャーのルールの翻訳になっていることを鑑みると、野球規則を改訂すればいいかなという感じ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?