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合コンからの・・・悲劇

合コンのおわり


女子たちとカラオケでとても楽しい時間を過ごさせていただきました。
めいめいカラオケ屋の前で集合して、みんなばらばらに帰ることに。
我々は独身寮なので、タクシーで一路独身寮へ。

独身寮へついて、あっさり解散
誰かの部屋で飲むのかな?的なこともなく、あっさりです。

翌日は老休であり、休日
昼まで眠りこけ、飯を食べたいなとドライブがてら外へ出ました。

すると、メールで昨日連絡先を交換したA子から連絡があり今度一緒に遊ばないかと連絡がきました。

私はデートの約束を取り付け、次回の場所などをリサーチすることになりました。
ちなみにA子のスペック
彼女は、いわゆるモード系
年齢20歳 身長175㎝(けっこうでかいな)
髪の毛は縦巻きロールの金髪に近い茶髪
若干声は低め?

私はデカい女性が好きなので、お互い気にいったので連絡を交換したわけです。

次のデート

デートは次の次の非番に決まりました。
彼女とは、映画を見ようとなり、あまり覚えていませんがたしかジブリ的な映画だったと思います。
ちなみに、映画館のチケットを買うためカウンターの列に並んでいた時、周囲の男どもから「かわいいーな」的な彼女に対する賞賛の声が聞こえてきました。
たしかに彼女は顔が平均よりも上の方でした。
なんかすこし誇らしい気持ちになりました。

映画館に入り、ちょうどジブリ的な声優が俳優の○○だったとかで、結構真剣に見た記憶があります。

おなじみの映画を見たあと、お互いの感想を言い合うみたいなことをしていると、彼女は一瞬素が出たのでしょう、○○(俳優)の声良かったー
とかなり低い声で話してきました。

私は「?」となりましたが、そのまま彼女は私のいぶかしげな顔には気が付かず、興奮気味に映画の感想をつらつらと述べていました。

あまり気にしないで、昼飯を食べることに。
映画館は、よくあるイオンだとかの商業施設にありました。
イオンシネマ的な
映画館の一階下には、フードコートがあり、そこで昼飯を食べて普通にデートを楽しんでいました。

夜のお誘い

昼間のデートも時間が立ち、いつのまにか夕方の17時30分
突然彼女が、「seigikann君、これからまだ時間ある?」と言ってきたので大丈夫だよと返事をすると、安心したように
ではではと、商業施設を出てタクシーを拾いました。
向かう先は飲み屋街、お酒が飲みたかったのか?でも合コンではあまり飲んでいなかったような気がするな。

着いた先は、おしゃれなバー?みたいな場所
店には予約していたみたいで、というか知り合いの店なのか、店員さんと仲がよかったのか
私を席につかせ、彼女はちょっとまっててと言い残しどこかへ消えていきました。
店員さんからメニューを渡され、ビールでいいですか?と聞かれたからはいと返事をして運ばれてきたビールを一人で飲んでいました。

彼女はどこにいった?まだなのか?

時間が早かったのか、店内には私だけポツンといる状況
店内は暗くて、ただのしゃれなバーだなと思っていました。

カミングアウト

するとシックなドレスを着て彼女が現れました。
え?するとボーイさんが「いずみさんです。よろしくお願いします。」
と案内するのです。
あーなるほど、彼女はホステスさんだったのか。
なるほど、私は嵌められた訳ですね。

すると彼女はごめんね?驚いた?と聞いてきたので
驚いたけど、大丈夫だよと返しました。
内心嵌めやがってと思いましたが、すると彼女はそうではないと言います。
すると彼女は
私「ニューハーフ」なの



ん?
ニューハーフとは?

出生時男性であり、女装して女性のような振る舞い(性表現)をする人、または性別適合手術済みのTS女性[1][2][3]。日本における造語である。並びに「トランスジェンダー」という言葉が日本へ流入する前である1981年に産まれ、現代で言うとトランス女性に対する和製英語である。トランスジェンダー女性(トランス女性)、トランスセクシュアル女性(TS女性。手術済み又は手術希望トランスジェンダー女性)という言葉が日本に流入後も意図的に使う当事者もいる
(Wikipediaから引用)

ああ、そうでしたか はははは

冷静になれ


とにかく冷静になれと自分に言い聞かしまいた。
でも、顔も結構きれいだし、身長もでかくて好みだし、なかなかいいんだよな。

お酒も入りそれなりに楽しんだので、帰ろうとして、ではお会計とお願いしたら。
だまして連れてきたから、お会計は無料だといいます。
マジで?そんなことされたら好きになっちゃう

人間素直で単純です。

とんかく、その日はニューハーフバーに行って楽しく過ごしました。

そうして次の非番も、次の非番もそのお店に行き彼女と会っていました。

なんかハマったんですよね。

5回ほど通って、それ以降行かない日が続きました。

仕事が忙しくなったということと、お金がきつくなってきたこと、また単純に飽きてきたことで通うのをやめたのです。

これが通常の合コンでそこいらの女性であれば、恋愛対象であったので、ゆっくり愛をはぐくもうなんて思って、連絡とったりゆっくりとお互い楽しみながらお互いを知りながら・・・というのでしょうが。
相手は、海千山千のホステスさんですし、しかもニューハーフ、当時はニューハーフとかに偏見はなく、特段ただの飲み屋のねえちゃん?としか思ってなかったのです。

すると彼女からメールが来るようになり、内容は「次いつくる?」などの営業メールでした。

営業メールからの


私は、飲み屋のおねえちゃんに金をつぎ込むほどお金持ちではなかったので、最初は仕事が忙しくていけないな、などとやんわり断っていましたが、
面倒くさくなり、そのうちメールを無視するようになりました。

営業メールなので、私に執着しなくてもよいではないですか。彼女?からするとお客さんはただのお金にしか見えていないでしょうし、私が行かなくても彼女の容姿なら、他のお客さんもたくさんいるでしょうし、そのうちメールも来なくなるだろうと・・・

すると今度は電話がかかってきました。
たまたま休日の日でしたので、電話に出たのでしたすると
「やっと出た、どうして来てくれないの?」
とやや半ギレ気味
(金がもうないし、毎回はいけないよ)
「お金なんかいらないよ!!」
「私に会いに来てよ」
(お金いらないってお店にいる以上無理でしょ)
「じゃあどうしたらいいの?」
(金ないけど、君の勤務外で普通にデートするならいいよ)
「じゃあ、いつがいい?」
とまくし立てられたので、次のデートを決めました。

※ 忘れているかもしれませんが、相手はニューハーフです。

次は大型ショッピングモールでデートすることになりました。
相変わらず顔はいいので周辺の男どもは振り返り、かわいいーじゃんとかコソコソいっていました。

いずみちゃん(源氏名)は、前よりも大胆に私の腕にしがみつき、近すぎるくらいに接近し歩いていました。

いい匂いがするし、顔も好みだし、でかいし、作りもんだけど胸も大きいし、言う事なかったな。女性であれば・・・

(偏見はないが、私は女性とお付き合いがしたいので)

いい匂いにくらくらしながら、デートを終えます。

周囲が暗くなる中、外の大きな公園まで出ました。
いずみちゃんは、私に対して急にくちびるにキスをしてきました。
びっくりしていると、じゃあね、と照れながら走って帰っていきました。

あー仕草もかわいい、でもニューハーフ・・・

営業メールは来ませんでしたが、相変わらずメールでやりとりしていましたが、ついに
メールで「私と結婚して」と言われました。
ん?付き合っての間違いでは?
いいえ、結婚してほしいらしいです。

いやいや無理でしょ。
無理と伝えると
電話がかかってきて、
「なんで無理なの?」
(結婚でしょ?まだ社会人なったばかりだし)
「私のこと嫌い?」
(嫌いじゃないけど)
「じゃあどうして?」
(そんなつもりでデートしていたわけじゃないしな)
「嘘つき!!私のこと弄んで」
「死んでやる!!」
ガチャ

彼女は今でいうところのメンヘラだったのでしょうか。
ちなみに死んでやると言って死んだ人はいないので大丈夫でしょう。
放置しましたが、数日後気になったのでお店に偽電を掛けました。

「いずみちゃん」いますか?
はい今日は出勤していますよ。

いや、いるんかい

ニューハーフさんに求婚された話でした。

もてる男はつらいな、本物の女子にはモテませんが





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