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副業でゼロイチをめざす人必見!お手軽に始めるセールスライティングの心得3選【三脚読書#1】

「ものを売るための文章ってどうやって書く?」
「途中で終わらず、最後まで読んでもらうにはどうしたらいい?」
「社内向けの報告書や企画書は結構書いてきたけど、人を動かす文章は書いたことがない」

副業にちょっとでも興味を持った会社員の方なら、こういう疑問をお持ちではありませんか?

ということで、今回はセールスライティングの本を3冊読んで、これらの悩み
解決に挑んでみました。

まずは、そもそも社内文書とセールスのための文書の違いはなんなのか?

ひと言で言えば、感情が先。理論が後。だそう。

人は、感情でものごとを決定し、それを理論で正当化する習性を持ちます。つまり、セールスコピーでは、先に読み手の感情を動かさなければなりません。

『セールスコピー大全』P. 245

この感覚は会社にいるとなかなか持ちにくくないですか?

報告書にしても、企画書にしても、社内文書はまったく逆。理論が先。感情が後。いや、それどころか、「個人的な感情は書かなくていいから」とか上司に言われたりもしますよね?

ところが、セールスの文章は、読んで気持ちを動かしてもらわないことには始まりません。そもそもの発想の転換が必要になりそうです。

続いて、こうやって発信をしている人の多くも悩んでいるのが、「最後まで読んでくれない」問題。

皆さんに与えられた時間は、誰もが平等に24時間。対して、ネット上の情報量は爆増していく一方です。そりゃ、全部読んでられませんよね。

そこで鍵になるのが、「見出し」。魅力的な見出しで、まず目を止めてもらう必要があります。

情報爆発時代においては、長い文章になればなるほど、まずは見出しだけを読み、なんとなくの理解で価値を感じはじめて、最初から読み直すーーそんな人が多いということです。

『稼ぐ人の超速文章術』P. 73

この見出し論、なかなか奥が深いです。今回紹介した本の中には、見出しやキャッチコピーを変えるだけで、売上が大きく変わった例も紹介されています。

魅力的な言い回しを1から考えるのは、結構しんどいですが、『稼ぐ人の超速文章術』には、穴埋めするだけで使えるキャッチコピーのテンプレートが、なんと369も紹介されている!ので、これを使わない手はありません。

ちなみに、このテンプレート、メールの件名を考えるときの参考になると思います。これなら会社仕事でも使えますね。

いそがしい人に限って、受信メールも膨大なので、まずは件名で「重要!」と思ってもらうのが大事。ただ、会社だと、テンプレどおりにやるとやりすぎ感があるかもしれないので、盛り具合は業務や会社のカラーに合わせて工夫しましょう(ちなみに、私がよくなやるのは、件名の最初に「(●●さん)」と読み手の名前をつけてしまうこと。これで反応率が結構よくなります)。

本日3つ目の課題は「人を動かす文章」についてです。これには、本当にいろいろとテクニックがあり、教科書どおりにやっていけばそれなりに効果は得られるでしょう。

でも、一方でちょっと強引と言うか、「無理やりつくった感」が出てしまうのも事実。「ホントにそう?」と思ってしまうことも少なくありません。

そこで3つ目の本で提案されているのが、徹底的にお客様の声を聴くこと。書くべき「お宝文章」の原石は、お客様の言葉の中に隠れています。

しかも、さらに言うと、お客さまでさえ意識していない感情が、言葉にならない言葉に隠れている(ここでもまた「感情」が出てきましたね)。

だから、言葉尻にとらわれることなく、その背後にある気持ちを理解するまで、徹底的に聴くことが大切だと。

「売るための文章」となると、相手と同じ絵が「自分の頭の中に浮かんでいる」というだけでなく、「未来のお客様の頭の中にも、同じイメージを描き出す」必要があります。いわば「インタビュー相手の頭の中にある一場面」を、いったん「自分の脳内にダウンロード」して、それをまた「未来のお客様の頭の中に映像としてアップロードする」ようなもの。

『ライティングは「宝探し」』 P. 90

お客様に聴きまくってまずはお客様の言葉を絵に変換し、今度はその絵を共有できるような言葉にもう一度変換して書いていく。そんな感じでしょうかね。

さて、今日の【三脚読書】は「セールスライティング」についてでしたが、いかがでしたか?

最後に、今からできるベイビーステップ3つをご紹介しておきます。

(1)社内文書で感情の練習をしてみる。
報告書や企画書に、うまいこと上司の感情を動かすエッセンスを忍び込ませることを意識してみたら、どうでしょうか?もちろん、やりすぎだとバレますけど、ちょうどよい塩梅でできたら、上司に伝える力、上司からの評価も上がるかもしれません。

(2)思いっきりテンプレにハメこんで文章を書く。
文章が書けない、発信が続かない、一つの理由は全部ゼロから書こうとするからです(→自分への反省ですけど)。そんなときは、徹底的にテンプレを利用しましょう。

本日紹介した『稼ぐ人の超速文章術』はテンプレの宝庫です。特に、第2章の「5パターンの文章が自動で出てくる 超速! SNS文章作成ゲーム」はおすすめ。「1伝えたいこと、2きっかけ、3気づき、4気持ち、5シメのひと言」の5つで無限にSNS投稿ができそうです。

(3)友達に話を聴いて、それを文章にしてみる。
「自分には書ける素材がない」人は、友達に話を聴くことから始めるといいと思います。聴いた話をまとめるだけで、要約の練習にもなりますね。

これは中級編かもしれませんが、できれば、言葉になっていない気持ちを推測して、自分の言葉で書いてみる、というのもいいかもしれません。『ライティングは「宝探し」』にあった、絵を共有する練習ですね。

それでは、今日もお読みいただきありがとうございました。

本日ご紹介した3冊はこちら↓。


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