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ブスでビンボーでバカよ、サラバ


ブス


僕はそんなに長生きをしたくはないが、それでも、あと3週間ぐらいは生きたい。
だからブスを避ける。なぜならブスは、生きるパワーを吸い取る。
だってブスはまるでブラックホールみたいに暗い。
より正確に定義すれば、暗いヤツがブスなのだ。
鼻の高さとか目の大きさとかは関係ない。
ブスは、ぶすーと、ふくれっつらをして、ネガティブなことばかり言って、周囲の人間の、生きようとする士気を低下させる。
だから僕は生きるためにブスを避けるのだ。

反対に、明るいひとは、少なくとも元気を運んできてくる。
楽しくお話してくれる笑顔のそのひとは、とても可愛らしく見える。とてもべっぴんさんに見える。
だからSNSですてきな写真や絵画、ほほえましいイラスト、おもしろい文章を披露してくれて、僕をワクワクドキドキニコニコさせてくれる方々は、みなさん、美男美女さんなのだ。

ビンボー


人生最後の3週間を穏やかな心で生きるため、また退けたいのはビンボー人である。
そのひとの年収が問題なのではない。
ただビンボー人のケチ臭さが、僕を息苦しくさせるのだ。
ケチは背中をまるめて、小声で話す。声の音量まで節約志向だ。
話題は他人のかげぐちばかり。
実際、パリオリンピックでも、東京オリンピックに引き続き、SNSには誹謗中傷の嵐が吹き荒れたらしい。自分は傷つかない場所に居て、戦うひとを後ろから刺す卑怯者、臆病者。なんて陰険で陰湿なのだろう。キモい。

まずは胸を張って、おもいっきり空気を吸って、吐いて、そして心の許容量が大きくしてごらんよ。
そして自分とは直接損得関係のないことのために、汗を流すのだ。
優しくなれるから。心、豊かになれるから。

バカ


バカもお断りしたい。
「鬼神を敬して、これを遠ざける」という言葉があるが、バカも敬遠したい。
バカとは、学校の点数の良し悪しの問題ではない。
バカとは、これまで僕が話してきたことを、理解できないヤツを言う。
バカとは、自分が気に入らない話には「傷つきました!」と言ってマウントをとり、反論を封じ込めて議論を終わらせ、相手を論破できた自分は正しいのだと思い込むヤツを言う。
少なくとも、老い先短い僕には、もうバカのために費やす時間など無い。
陰謀論とかにハマっている、認識能力の低い連中に、いちいち説明してやるの、もう煩わしいんだ。もうめんどうなんだよ。
「是非、勉強してください。」
それしか、バカにかける言葉はない。

対3B戦略ドクトリン


さて面白いのは、これからだ。
多くの若者を見てきた経験から、僕は次の対3B戦略ドクトリンを提唱したい。

興味深いことに、3つのB(ブス・ビンボー・バカ)は、まるで「三重苦」のごとく、一人の人物に集中する傾向がある。
しかしながら、3つのBのうち、1つを自力で〈解決〉し、もう1つを援軍(親・先生・友達など)の力を借りて〈解決〉すると、最後の1つは自動的に〈解決〉される。そしてその結果、美しく豊かで賢い、愛と奉仕の精神で生きる人間になることができる。
ほんとうだ。例は枚挙にいとまがない。

お試しあれ。

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