#野菜
「女性に自由意思があることを認めないと、愛から詩が失われます。」
19世紀のフランスの小説を読んでいたら、上のような文章にぶつかった。
なかなか意味深である。
写真はカリフラワー。フライパンでちょっと蒸して、それから焼いて。
味付けは、オリーブオイルとお塩で。
ほろ苦く、甘い。
ナポレオンは「欲しがることが劣等感の現れだ」と言った。
実際、ある作家によれば「文学賞は審査員に優越感を、受賞者に劣等感を与える」のだそうだ。
劣等感も優越感も人間をダメにする。
劣等感よりも憧れを、優越感よりも憐みを。
写真は、セロリのツマミ。
「知りたいと思っているひとは博識だ。知っていると思っているとき、無知になる」(アラブの諺)。
かわったひと。
ごぼうの皮をピーラーでむくひと。
ほうれん草の根っこを捨てるひと。
ベビーコーンの髭を食べないひと。
「『この味がいいね』と君が言ったから7月6日はサラダ記念日」は俵万智さんの1987年の短歌。
休日の昼、ひさしぶりに僕もサラダを作りました。
それぞれの野菜に、それぞれの甘く苦い思い出があります。
僕はサラダを頬張る女性を見るのが大好きです。
誰も傷つけず、楽しんでいるから。
ドラマ『NCIS』のギブス捜査官のルールその6
「謝るな。謝罪は弱さの表れだ」。
さすが海兵隊犯罪捜査班。
謝罪は政治家の仕事。
兵士は戦うのみ。
日本は、密告と謝罪会見が増えた。
陰湿で弱い人間が増えた。
昔の教え子の旦那さんが育てた野菜。いっぱい食べて強くありたい。