見出し画像

DQ10主人公とマジェス・ドレアムのイラスト

概要

DQ10オフラインで作った主人公とイルルカSPのマジェス・ドレアムの絵を不透明水彩(ポスターカラー)で描きました。DQはDQM1を最初に始めたこともあって今までは少年テリーとダークドレアムを描くことが多かったのですが、DQ10オフラインで作ったキャラクターに愛着が湧いたのと、ダークドレアムは設定的にはわざわざ進化したかったらしいのでマジェスにしていこうかなと。

2024/2/25, 3/3新版アップロード

DQ10主人公とマジェス・ドレアム(2024/3/3)
DQ10主人公とマジェス・ドレアム(2024/2/25)
DQ10主人公とマジェス・ドレアム(2023/4/1)

このDQ10主人公の詳細は以下の記事で説明しています。

マジェス・ドレアムは公式絵のポーズで描いたことがなかったので、今回はそれを描きました。上半身の逆三角体形、傾いた剣の角度、兜やその他装備に隠れても読み取れる首の存在、ここら辺が拘りです。以前に描いた時には上手く表現出来ていなかった部分なので、改善出来て良かったです。

感想

絵を描く時、陰影を真面目にやる必要ってないですね。少なくとも画の細部詳細に至るまで正確に描き込む意義は薄い。前回は色鉛筆だったので一度色を塗っただけでは薄く、濃くするには何度も重ね塗りをしなければならなかった都合上、陰影を作る方が手が楽(光が当たって白くなっている箇所は色塗りの手間が省ける)でしたが、濃い単色で塗るのが簡単な絵の具の場合、陰影を作る為には新しい色を混色で作り出さねばならず、陰影を作れば作るだけ労力が掛かってしまいます。今回の場合、マジェスの兜の角やマント、爪や棘、武器、赤以外のDQ10主人公の部分には陰影を付けていませんが、それでもまあ、これで良いかなという感じにはなっていますし、陰影は描きたい部分でだけ描けば十分なのかなと思いました。プロなら兎も角、趣味ならこれで。

↓前回の絵

不透明水彩はアクリルガッシュと間違えて買ってしまい、今回初めて使いましたが、良い感じでした。私はパレットで混色する際、一度に大量に1つの色を作らず、下の画像のように少量ずつ細かく色を作るのですが、アクリルガッシュではすぐに乾燥してしまい、全然使いこなせていませんでした。かといって透明水彩では下の色を完全に覆い隠すようには色を塗れず、それ故一度間違えたら修正が効かない、下地の紙の白を活かさないと光の表現が出来ない等の、上級者向けの性質が多いです。

私のパレットの使い方(一例)

それに対し、不透明水彩ならアクリルガッシュのように下の色を覆い隠す塗が可能で、かつ透明水彩のように完全に固まった絵の具も再び水で溶かして使用可能だから混色もし易いと、両者の(私にとっての)長所を兼ね備えていて、かなり使い易いです。今後は不透明水彩を使っていきます。

また、不透明水彩は上から鉛筆で線を描いたり、鉛筆の線をある程度は消しゴムで薄くすることが出来ます。形に歪みを発見した時、例えばこれくらいの修正なら可能ですね(下図)。とはいえ完全に消せる訳でもないので、極力色を塗る前に線画は完璧にしておき、また線画は最初は薄めにしておくのが良さそうかなとは思います。

消しゴムによる線画の修正

筆はぺんてるのネオセーブルを買いました。これは穂先の近くが太くなっていて机に平らに置いても穂先が机に付かず、また鉛筆のように角張っているので勝手に転がらないというのが便利でした。スーパーで売っていて如何にも小学生向けっぽい筆ですが、美術室なりアトリエなりを持たず、広くない普通の机で作業するにはこういうのが良いですね。最良の環境で最良の結果を出す用途には仮に向いていなかったとしても、日常の環境で日常の成果を出すにはこういうのが良いです。

筆洗はサクラクレパスのコンパクト収納出来る3重筆洗ですね。今までは風呂桶を使っていましたが、水を入れる箇所が1つだけだと頻繁に水を変えねばならず、不便でした。筆洗は色々ありますが、スペースを取らない、これより大型でも水を入れる場所が3か所より多くはならないという理由から、これを選びました。3か所で十分なのか以前は知りませんでしたが、パッケージにあるよう、洗い(汚れた水)、すすぎ(僅かに汚れた水)、奇麗な水という使い分けで水交換無しでいけますね。汚れた筆はまず汚れた水で大部分絵の具を落とし、僅かに汚れた水でその水を落とし、拭いてから最後に奇麗な水を含ませて新しい絵の具を溶くという手順で上手くいきます。デフォルトでおなまえシールが貼ってあるくらいに小学生向けの道具なのですが、この商品の包装袋を読むまで水彩における筆洗の使い方を知らなかったのは不勉強の至りですね。

著作権者表記

このページで利用している株式会社スクウェア・エニックスを代表とする共同著作者が権利を所有する画像の転載・配布は禁止いたします。
(C) ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SQUARE ENIX All Rights Reserved.

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?