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DQタクトでダークドレアムの盟友になる

概要

DQタクトにはプレイヤー同士のリアルタイム対戦があり、実装されているSランクキャラクターそれぞれに対し、そのキャラクターをパーティに入れた上で一定回数勝利することで称号が得られる。本稿では、ダークドレアムについて、その称号の最終段階である盟友(1000勝)を達成するまでの過程及び思考を記述する。

経緯概略

  1. 新キャラのガチャを引いても無凸や1凸では既存キャラの高凸の方がマシなので復刻以外のガチャを引く意味が無く、ジェムが貯まる

  2. アニバーサリー(2.5周年)で勇者ソロが実装される

  3. 前回ロトの勇者を素体確保くらいしかしなかったが、それが今に至るまで環境では一線級の活躍をしているなと思い、アニバーサリー勇者なら損はないだろう、ロトの勇者に全力しなかったことへの後悔、どうせジェムの使い道も他にない、ということでフル投入、完凸させる

  4. リアルタイム対戦でも高くないランクでなら勇者ソロの単体性能でかなりゴリ押しが効くということが判明

  5. 勇者ソロで勝てる間にダークドレアム称号を狙うかと思い、少しでもドレアムが戦力になるよう、虹のモナンメダル150枚でダークドレアムの凸を増やし完凸させる

  6. ウェイト225のパーティが勇者ソロ+ダークドレアム+グレイナル+フェアリードラゴン+ブルベリーノで出来上がり(Sランクが全員ギラ大弱点なので相手にトンヌラがいただけで負け確定だが、逆に全員デイン激減なのでギュメイ将軍+ビアンカ+ラーミアのようなデインに偏ったパーティには圧勝出来る、最強を目指すなら弱点を無くすべきだが、単に勝つだけなら一部の相手に確実に勝てる構築を組み、その構築と当たるまで対戦を繰り返す方が楽)

  7. 第2回ダイの大冒険イベント開始

  8. ウェイト240の週になるが、パーティどう変えようか悩んでいたところ、試しに新規実装されたキャラを使ってみようとグレイナルを竜の騎士ダイに変えてみて、ダイが強いということが明らかになる

  9. ウェイト255の週、ブルベリーノをザボエラに変える、強い

  10. 以前と違い竜の騎士ダイがいるのでウェイト225のパーティにも組み込みたい、フェアリードラゴンとゴーストを採用、1000勝

勝利回数を稼ぐ為の方法の考察

簡易まとめ

  1. ポイントを稼いで昇格するのが目的ではないので負けても良い、寧ろ適宜負けることでポイントが溜まりランクが上がるを防ぐ。

  2. 非高ランク帯で勇者ソロと竜の騎士ダイのキャラパワーの高さでゴリ押し短期決戦を狙う。キャラパワーゴリ押しは連戦に次ぐ連戦でプレイヤーの頭が疲労で機能しなくなってきても勝てる相手には勝てる戦法で、その点では計算された緻密な戦術より優れているかもしれない。

  3. 同じ時間内に沢山の試合回数を回したいので、しっかり戦えば勝てるかもしれない相手にもさっさと降参して負けるべき。長期戦になって負けると時間損失が大きいので、負けるかもしれないというだけで早く降参して次の試合に行く方が恐らく効率的(ポイントを増やさない為にかなり負ける必要があるので負け数稼ぎも重要な仕事)。初手に状態異常攻めしてミスしたら即降参というのもアリで、特に身代わり系パーティに対しては考慮すべき。

  4. 状態異常は3ターン継続する混乱か眠り、魅了を狙う、麻痺は1ターンしか効果が無いのですぐに倒される低ランクモンスターが命をかけてまで狙う必要はない。状態異常で戦闘要員の人数の差を潰せばソロとダイの個々のパワーで押せる。

  5. ランクが上がりそうな時はダークドレアム1匹だけでパーティを組み、わざと負けて点数を減らす。この時、同じく単騎敗北狙い組とぶつかることがあるが、これは倒していく。わざと負けるのは短期決戦で勝てる相手と戦い続ける為なので、瞬時に勝てる戦いは勝って困らないし、時々勝ったくらいでは点数が上がり過ぎて昇格ということにはならない。

ダークドレアムの考察

ダークドレアムを入れたパーティで勝つ為には、いくら主戦力ではないといっても、本人もある程度は戦えなければならない(もし全く戦力にならないのであれば、相手側はダークドレアムを無視して戦えば良く、実質4vs5の不利な戦いをしなければならなくなる)。それ故、ダークドレアムの性能を考察し、どのような形であれば勝利に貢献出来るのか考える必要がある。

ダークドレアムの強さは一言で言えば、よりスペックの高い類似性能のキャラが多数登場した為に運用が厳しくなっているが、それでも基礎スペックが高いことには違いないのでまだ戦えなくもないという感じである。このようになった理由としては、アニバーサリー(1周年)で圧倒的なスペックのキャラとして登場し、それ以降のアニバーサリー(1.5, 2, 2.5周年)で似た似た技構成、似た特性のキャラが追加されたからである。即ち、より強いのがいるからこそ取り立てて使う理由は無く、またそれらへの対策がダークドレアム対策も兼ねてしまうからこそ特に対策もされない(特別な対策をしなくても対処出来る)が、しかし実際に対面して侮れる相手でもない、ということである。少なくともエスタークや才能開花前のデスピサロのような、ダークドレアム以前に実装された物理アタッカーよりは遥かに強く、大分マシな立ち位置にあると言えよう。とはいえ、問題点は当然ある。というのも、もし無かったとしたらリアルタイム対戦においてもっと使われている筈だからである。

最大の問題点、それは火力、特に対単体が乏しいということである。これはダークドレアムが全キャラ中でも屈指の攻撃力を誇り、魔神の絶技という大技まで持っていることを考えると不思議かもしれない。しかし事実なのだ。その理由は2つあり、1つはパーティ構成に由来し、もう1つはダークドレアム本人の技構成に由来する。

パーティ構成による火力不足は分かり易い。もしダークドレアムがパーティのリーダーであるならばリーダースキルで???系物理ダメージ+25%が得られるが、そうするよりも勇者ソロや竜の騎士ダイをリーダーにし、英雄系物理ダメージ+25%を得た方が強い。単体でもダークドレアムより勇者たちの方が素の火力が高く、かつ特性の恩恵を受けられる人数も多い。

ダークドレアムの技構成による火力不足は、魔神の絶技は攻撃が複数の相手に分散して単体火力としては低くなりがちなこと、環境にバギ弱点のキャラが少なく、グランドクロスで弱点を突くことによって単体高火力技の代用とすることが難しいということによって説明される。例えば下の図1や2のような場面が典型例である。

図1 勇者ソロを倒したいのに魔神の絶技だとロトの勇者やマァムにダメージが分散する
図2 寝ている大魔王バーンには攻撃せずに創造神マデサゴーラは倒したい場面

勇者ソロはビッグバンソードで竜の騎士ダイを特性を発動させずにワンパン出来、天空の剣撃でこちらの勇者ソロのバフを大ダメージと同時に消してくる最大限に危険な相手であり、創造神マデサゴーラも広範囲に猛毒と混乱を伴う無属性息や勇者ソロ及びダークドレアムの弱点を突く高火力ギラ属性息を吐く強敵である。しかし隣接するマスに他に敵がいるだけで、攻撃対象がランダムの魔神の絶技では倒せるか不確定になってしまう。況してや眠りや混乱で折角動きを止めたキャラクターがそこに混じっていると最悪である。

これが魔剣士ピサロや勇者ソロであれば無属性単体高火力技としてダークマターや天空の剣撃があるが、ダークドレアムには無い。もし相手がバギ弱点であればグランドクロスで弱点を突けばそれらに近い威力になるが、勇者ソロも創造神マデサゴーラもバギに耐性を持っており、全然効かない。勇者ソロには等倍のドルマ属性の漆黒の剣閃を使うことも出来るが威力不足であるし、創造神マデサゴーラに至ってはドルマにも耐性を持っているのでまともに単体攻撃で火力を出すことは難しい。隣接するマスに他に敵がいなければ魔神の絶技で問題無いのだが、そういう都合の良い場面は少ない。

DQタクトでは英雄系以外のキャラクターは秘伝書で特技を1つ追加出来るのだが、単体火力の無さ故に適切な行動が取れず、アドバンテージを取れないことがあるという問題をこれによって解決するということを考える。

1つの解決策は、火力で役割を持つことを諦め、状態異常撒きをさせるということである。ラリホーかメダパニ、焼け付く息等が候補となる。だがこの方法は採用しない。もっとウェイトの軽い低ランクモンスターでも出来る仕事であり、また3回の状態異常回復能力のある勇者ソロにはそもそも通用しない行動だからである。またマホカンタのある創造神マデサゴーラ等には呪文は効かないが、かといって息だと移動力3のダークドレアムでは当て難さが問題となりそうである。そして何より、格好良くない。

もう1つの解決策は、ダークマターや天空の剣撃に匹敵する単体攻撃技を習得することである。しかし無属性物理でそんな強力な技を習得する秘伝書は存在しない(そんな強い技を誰もが習得出来てはゲームバランスが崩れる)。そこで、属性物理の技を習得し、弱点を突くことで高火力無属性物理に匹敵するダメージを出すということを行う。

当然ながら、この方法では火力を出せる相手は一部に限定され、どんな相手に対しても有効とはならない。故に、今の対戦環境をよく見、誰に対して火力を発揮出来れば勝利に繋がり易いか考える必要がある。結論から言えば、私はヒャド属性のマヒャド斬りを採用した。主戦力である勇者ソロと竜の騎士ダイの両方にとって天敵となり得るのが相手の勇者ソロである以上、彼の弱点を突けるギラかヒャド属性にするのはほぼ確定。ここから更にヒャドが望ましいと考えた理由は2つ。1つは高火力物理の秘伝書がギラはまだ実装されておらず、実装を待っている間に勇者ソロと竜の騎士ダイの旬が終わり、勝てなくなるリスクがあること。2つにはギラよりもヒャドの方が仮想敵に対して有効だということ。後者に関して述べる為、強敵をピックアップしてみると、次のようになる(太字は重視すべき項目)。

●ギラとヒャドの両方が弱点

  1. 勇者ソロ(天空の剣撃+ダイの剣・大地斬でやられるのを嫌ってダークドレアムの方へ逃げてきた時に刺さるのが特に良し)

  2. 浜辺の天使セラフィ(回復も攻撃も厄介な彼女に刺さるのは良し)

  3. 大魔王バーン(天空の剣撃→ダイの剣・大地斬で2回倒すという処理をすることが多く、マヒャド斬りを当てる機会はほぼない)

  4. 武闘家マァム(攻撃を当てられる場面なら天空の剣撃で狙うことが殆どで、マヒャド斬りが役立つことはほぼない)

  5. 魔戦士ヴェーラ(回避率アップがあり、マヒャド斬りでも一撃にならないから使うことはまずない)

  6. デモンスペーディオ(積極的に近付いて来るので案外狩れる)

●ギラのみ弱点

  1. 竜魔人バラン(勇者ソロの対処を優先し(可能ならば状態異常で動きを止めた上で)放置することが多い為、彼に攻撃する時には他の敵を倒し終わり魔神の絶技がフルヒットするようになっていることが多い)

  2. グレイナル(ドルマ弱点なので漆黒の剣閃でそこそこダメージが入り、また近距離まで近付ける機会が少ないので覚えても使い道が少ない)

  3. ミストバーン

●ヒャドのみ弱点

  1. 創造神マデサゴーラ

  2. デスピサロ(放置していればバフが切れて弱体化するので攻撃する優先度は低い)

  3. トンヌラ(このパーティの天敵に近いが、近付いてマヒャド斬りを当てるのはほぼ無理)

  4. マァム(ギガソードやアバンストラッシュAをギリギリ耐えたところに漆黒の剣閃で倒すことが多いが、マヒャド斬りで倒すこともある)

  5. フェアリードラゴン(突っ込んできて異常息を外した時にワンパン出来る)

  6. ジャミラス(引き寄せキャラに引き寄せられた時点でマァムや武闘家マァムの追撃で死んでいるので打つ機会は無さそう)

  7. ポップ(身躱しがあるので倒すのに全弾ヒット前提の魔神の絶技ではなくマヒャド斬りを使うことがある)

  8. 冥王ネルゲル(攻撃の射程距離が長く接近し辛いのでマヒャド斬りを当てる機会は少ない)

  9. クインガルハート(接近してこないしあまり当てられない)

  10. フェニックス(単騎で突撃してくるし、デイン弱点故に勇者ソロと竜の騎士ダイだけで対処出来る)

  11. 究極エビルプリースト(バギ弱点なのでグランドクロスでも十分ではある)

ギラではなくヒャド斬撃だと竜魔人バランの弱点を突けないのが難点だが、創造神マデサゴーラとデスピサロの弱点を突けるので総合的にはヒャド属性で正解と言えよう。バギ耐性持ちはヒャド弱点、そうでなくても無耐性のことが多く、グランドクロスとの補完は良好である。

そしてマヒャド斬りを覚えさせた結果、下の図3~7のように勇者ソロや創造神マデサゴーラを討ち取り、多数の試合を有利に進められるようになった。

図3 マヒャド斬りがあれば勇者ソロを倒せる場面
図4 勇者ソロをマヒャド斬りで倒す
図5 マヒャド斬りのお陰で大魔王バーンを起こさず創造神マデサゴーラを倒せる場面
図6 創造神マデサゴーラをマヒャド斬りで倒す
図7 大魔王バーンをマヒャド斬りで倒す貴重な図

ここで、ダークドレアムの装備する武器はわだつみの鉄球である。魔神の絶技では単体火力に信頼性が無く置物になりがちなのでマヒャド斬りの火力が上がるというのが絶対条件。ダークドレアムの剣で魔神の絶技盛りするのは賢いとは言えない。ヒャド物理特化の武器もマヒャド斬りという一点だけ見ればありに思えるが、鉄球に勝る火力を出すのは難しく、また漆黒の剣閃、グランドクロス、魔神の絶技、どれも使うのでマヒャド斬りだけ強くするのは良いとは言えない。HP盛りは火力不足で置物になり、素早さは上げたところで他のキャラを抜き難いので微妙。わだつみの鉄球で攻撃力を上げることでリーダースキルの恩恵を得られないことの火力不足をある程度は誤魔化せるので、火力不足への対策はマヒャド斬りとわだつみの鉄球で解決ということで良いだろう(というより、これ以上は不可能)。また、わだつみの加護が発動して攻撃力が上がれば相手がダークドレアムを警戒、優先して攻撃対象とした結果、勇者ソロや竜の騎士ダイのHPが結果的に温存されたりもする。

図8 わだつみの鉄球

次に、マヒャド斬り以外の技も頻繁に使用するということを示す為に、使用例をそれぞれ挙げておく。

漆黒の剣閃
魔神の絶技やマヒャド斬りは射程が極端に短く、これかグランドクロスしか当てられないが、グランドクロスはバギ耐性故にダメージが入らないという場面は多いので、唯一のBランク技で最弱の筈が使う機会と重要性はかなり大きい。勇者ソロを削って天空の剣撃+ダイの剣・大地斬の範囲内に押し込む、ギガソードかアバンストラッシュAを耐えたマァムに止めを刺す等、ドルマ等倍相手に一押しするのに多用する。ロトの勇者はドルマ弱点ではあるが、弱点を突いても大したダメージにならない、攻撃するとテンションが上がってしまうことがある、どうせ最後は勇者ソロのビッグバンソードで一撃撃破を狙うのでHPを減らしておく意味がない、これらの理由から彼に対してはあまり使わない。グレイナルに対してはなかなかのダメージになる。遠くから異常撒きしようとするゴーストを蹴散らしたりもする。

図9 漆黒の剣閃でマァムを倒す

グランドクロス
ロトの勇者や竜の騎士ダイ等、強力なバギ物理が環境に多い為、バギ物理で有効打を取れる相手が少なく、性能の割には地味。しかしバギ弱点がいない訳ではないので、ギガソードで削れたおにこんぼうへの止め、バルザックや究極エビルプリーストへの攻撃、複数を攻撃対象とすることで回数制限ある回復スキル(ビアンカや浜辺の天使セラフィ等)の使用回数を枯らす等、使う場面は当然ある。注意点としては、バギ弱点とはいえ超魔ハドラーに対しては使ってはならない。超魔ハドラーは一度攻撃を受けると耐久力が跳ね上がるので、竜の騎士ダイで一撃で倒すべきである。ビアンカに対しても回復を嫌って混乱で止めたり、竜の騎士ダイの空裂斬で一撃で倒すことが多く、グランドクロスを使うことは少ない。

図10 グランドクロスでバルザックを倒す

魔神の絶技
何だかんだ単体に攻撃が集中する配置ならば会心発生も期待出来るので最高火力技として輝く。会心が出たお陰で勇者ソロ等の強敵を倒すのに掛かった手数を減らせることは多い。魔剣士ピサロやテリー等の不屈の闘志+回避率アップ持ちへの止めとしても活躍。デイン耐性を装備で盛っているのかギガソード1発では不屈の闘志発動まで追い込めない魔剣士ピサロは多いので、多段ヒット技は便利。ダークドレアムを甘く見て射程に入った神竜に刺さることもある。その他、残りHPが少ないが回避率の上がった複数の相手を纏めて倒すのにも使える。

図11 魔神の絶技で魔剣士ピサロを倒す
図12 会心を狙える対単体最高火力技として魔神の絶技でキングレオを攻撃
例13 ダメージを3回まで半減する神竜に良く効く魔神の絶技

最後にダークドレアムの耐性について述べると、これはなかなか優秀だと思っている。メラとギラが弱点なのはマァムの追撃に狩られ易く、その欠点は大きいものの、イオとデインに耐性を持つので範囲攻撃によってダメージを受け難い。というのも、今一番使われている広範囲攻撃はロトの勇者の不死鳥天来やデスピサロの異形の大魔拳(イオ系)と勇者ソロのギガソード(デイン系)だからである。このようであると、フェアリードラゴンやブルベリーノ、ゴーストといった低ランクモンスターを倒すついでに範囲攻撃で巻き込まれても大したダメージは受けない、言い換えると、ダークドレアムを倒すには単体攻撃をし、他のキャラクターへの攻撃を諦めなければならないという状況が生じる。これは疑似的にパーティの他のメンバーの生存性を高めていると言え、評価に値するであろう。眠り無効の耐性も、竜の騎士ダイや魔戦士ヴェーラ対策でラリホーを覚えさせたモンスターが流行っている現状に合っている。攻撃の射程が短く範囲も狭めなので、移動封じ弱点なのは玉に瑕。

それ以外のパーティメンバーの考察

勇者ソロ
パーティの最強戦力。何が強いかというと、既存のアニバーサリーキャラ全員に対してかなりの有利が付くこと。他のアニバーサリーキャラは後に実装された相手に対し戦えば基本的には不利なものの一矢は報いることが出来る(例えばダークドレアムの魔神の絶技は魔剣士ピサロの回避率アップや不屈の闘志に対する有効打であり、魔剣士ピサロの紅蓮の魔剣はロトの勇者の弱点を突くことが出来る)のに対し、勇者ソロはバギとデインに耐性を持つが故にロトの勇者からの物理攻撃は殆ど受け付けず、魔剣士ピサロに対しては必中デイン物理であるギガソードで回避を無視して弱点を突く。アニバーサリーキャラ共通の強み、ターン経過に応じたステータスアップも、天空の剣撃により最大級の単体火力を与えつつ解除。そして必殺技が発動可能になれば、メラ属性のビッグバンソードはロトの勇者やダークドレアムを一撃で葬る。如何に自分の勇者ソロを生存させ、如何に相手のを無力化するかが現環境の立ち回りの基本になっている。特にビッグバンソードは竜の騎士ダイに特性を発動させる隙を与えず一撃で倒す技として重要なので、天空の剣撃で相手の勇者ソロを倒す、或いは先制は確保し、竜の騎士ダイのダイの剣・大地斬の射程に入らないようにし、確実に発動を狙いたい。烈火の剣閃は追加効果が麻痺なのでピサロナイトのかばう状態の解除を狙え、マホステは自身に使えばロトの勇者からの唯一の打点である不死鳥天来を防ぎ、竜の騎士ダイに使えばラリホー、ドルオーラ、カイザーフェニックス等から保護して行動を確保し易い。そして両者共に苦手とするマァムのベギラマショット、メラミショットの対策になるのが素晴らしい。
装備はHP盛り奇跡の剣と呪文耐性盛り天空の盾。パーティコンセプトが複雑な戦術を使わずキャラスペックでゴリ押しなので生存性を重視。このお陰でバルザックのような回復力は凄まじいが火力は低い相手は倒すのを後回しにすることが出来、実質的な頭数の有利を作り出せることもある。耐性が呪文盛りなのはマァムや大魔王バーン、ゾーマ等、現環境では呪文火力が凄まじい為。息はバギ・デイン弱点の神竜や物理耐久はそこまで高くない創造神マデサゴーラやグレイナルが仮想敵なので、パワーで押し通せる。

竜の騎士ダイ
パーティの最強戦力その2。実装直後は使う特技の属性や耐性がロトの勇者とほぼ同じ、状態異常を防ぐ特性が無いので眠り弱点をロトの勇者と違ってカバー出来ていない等々と言われ、リアルタイム対戦ではあまり強くないのではないかという意見がしばしば見られたが、実際には勇者ソロにほぼ匹敵する戦闘能力を持つ。不屈の勇者とドラゴニックオーラ全開により、HPが半分以下の状態で竜の騎士ダイの手番になると状態異常回復、被ダメージ75%カット、与ダメージ50%アップが発生する。HP20%以下になった時3回までHPが20%回復する特性(子竜)もあり、これらがフルに発動すると単騎で残る複数の敵全員を薙ぎ倒すこともしばしば。バギやデイン弱点ならダイの剣・空裂斬やアバンストラッシュで、耐性持ちであっても無属性のダイの剣・大地斬で攻撃出来る為、暴れ始めたら止まらない。どのくらいタフで強いのかというと、バギ耐性持ちで回避率が高い魔戦士ヴェーラに対して、竜の騎士ダイが倒れるより魔戦士ヴェーラのMPが切れるのが先であることが多く、激減のダイの剣・空裂斬でチマチマ削って勝ててしまう程。また、中途半端にHPを削ると危険だからと放置する相手に対してもドラゴニックオーラ集中で次ターンの物理威力を上げることで圧力を掛けられる。攻撃の射程が全般的に長い(アバンストラッシュAに至っては4であり、高火力Aランク技としては極めて異例である)のも強みである。
反面、特性を発動させないように動かれるのは苦手。眠らせてHPを減らさず放置したり、集中攻撃をして手番が回る前に倒し切ってしまう等。発動タイミングの都合上追撃によってHPを20%以下に削られた場合は子竜が発動せず、あっさり倒されることも。勇者ソロの天空の剣撃とダイの剣・大地斬で相手の勇者ソロを手早く倒す、ラリホーを使いそうな相手はすぐに倒すか、距離を取る、マホステで保護して貰う等、万全に動けるよう工夫したい。
装備はHP盛りの宝具の剣とメラ呪文耐性盛り聖樹の盾。ダイの剣の方が火力補正が微妙に大きいのだが、ダイの剣はHP盛りで作らなかったので宝具の剣を装備。ギリギリででも生き残れば圧勝の芽があるので、HPを上げて生存性を高める。

フェアリードラゴン
Bランクで移動4、相手に混乱と幻惑を同時に掛ける惑乱の息を覚え、素早さがなかなか高め。この時点で優秀なのは明らか。混乱が効かない相手、息の範囲にいない相手に対しても状態異常を当てられるよう、ラリホーを習得。眠りは竜の騎士ダイや魔戦士ヴェーラ等の厄介な相手が弱点としているのも評価が高い。混乱弱点の竜魔人バランや大魔王バーン、混乱は等倍だが幻惑弱点の物理アタッカーであるデスピサロ等には可能であれば惑乱の息を狙っていきたい。ファイアブレスによる攻撃も、真夏の女神ゼシカの1回ダメージ半減の特性を消したり、複数体に巻き込んで当てることで浜辺の天使セラフィの3回までの味方HP回復を複数回消費させたり、案外使う機会がある。装備は獣王の爪で素早さ盛り。

ブルベリーノ
Cランクにも関わらずセクシービームによって魅了の状態異常を狙うことが出来る。魅了は他にはSランクキャラしか使い手がおらず、混乱無効麻痺半減で状態異常を通し難いドラゴン系モンスターに効き易いこともあり、これはかなり強い個性。魅了が効き難い、回避率の高い相手に備えてラリホーを習得。素早さは上げても先手は取れないので装備はHP盛り。移動力も3と悪くない。

最後に

ダークドレアムはタクト1周年で登場し、今は(2023/4/12)ではサービス開始1000日に到達する時期ですね。ダークドレアムが実装されたのが「初期」と呼べるようになってしまい、性能は色々と物足りなくなっていますが、それでも戦おうと思えばある程度は戦えるということが分かりました。タクトは別に最新のキャラで最強を目指すだけではなく、好きなキャラを使うというのも楽しみ方としてあるんじゃないかと思います。

短期間でこれだけ対戦すると流石にかなり消耗しますね……。

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