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ホーカーは美味しくて安くて最高!(シンガポール#3)

前回は、駐在期間の間、昼のランチはホーカーで食べまくったというお話でしをさせてもらいましたが、もう少しホーカーについて、掘り下げていきたいと思います。

ホーカーというのは、シンガボール版の屋台みたいなものとお伝えしましたが、正確に言うと屋台よりは、大きな建物の中に、各種料理のお店が、ぎっしりちりばめられている感じ。

とっていても、政府管轄の下で運営されているので、衛生的できちんと管理されているところです。

シンガポールは、1965年に建国され、それ以前は、移動式のカートのようなもので、ストリートで食べ物を売っている状況でした。

歴史をもっと遡れば、1819にイギリスがシンガポールやってくる前までは、元々住んでいたマレー人の人口はわずか千人程度であった状況から、1830年代以降、大挙として中国人が移民として渡ってきて、各種商売を始めたりプランテーションで働き始め、加えて、インド人も肉体労働関係の仕事に従事する事になり、いきなり人口が急増したわけです。

このような労働者たち向けに、すぐに食べれてお腹を満たせる食事が必要になり、それに応えるために誕生したのが、各種祖国の料理を売り歩くホーカー(移動式カートの屋台)でした。

話しを戻すと、シンガポール建国以降、ストリートフードの提供を禁止し、まず、ホーカーの運営には、政府の許可を必要として、ライセンス制を導入し始めます。加えて、シンガポールの都市化に合わせて、衛生管理を高めるために政府主導で、大きな建物の中に、ホーカーを入れ込む事にしたのです。ホーカーセンターと呼ばれています。

このホーカーの運営は、シンガポール環境庁の管轄で、かなり徹底的に行われています。ホーカーを新しくやりたい人が居る場合、空いている区画に対して入札方式で決めます。一つのホーカーセンターに同じ種類の料理が被らないように、その辺りのバランスも考慮されて、決められている状況。

更に、シンガポール環境庁の衛生基準の下、定期的に衛生レベルをチェックしされます。その結果についても、ホーカーのお店に表示しなくてはならず、衛生レベルを示す札(A~C)を掲げる必要があります。

Aが一番良いのですが、正直なところ、シンガポリアン達とのホーカー生活で、彼らがそんな衛生レベルみたいなものを、気にしたそぶりは見た事がありませんw。

なので、あくまで目安だけであって、シンガポールのホーカーであれば、私的には何を食べても、衛生面では何を食べても問題ないと思います。
食べた後に、お腹が痛くなるとか、そんなことは一度も無かったです(私だけかもしれませんが…。)

とにかく、シンガポールのホーカーは安くて美味い!ですので、シンガポリアン達は、普通に家族みんなで食べに行ったり、テイクアウトして家で食べるのが当たり前という、ごく身近な場所なわけです。

私としても、そんなホーカーは大好きであり、今でも、あのホーカーセンターのホッケンミーが美味しかったなーとか、当時の事を思い出したりします。

もし、シンガポールに行く機会があれば、海外旅行者向けのレストランだけではなく、ホーカーセンターで食べるのも、シンガポールの雰囲気を味わうにはもってこいの場所であり、本当お勧めです!

ではでは、今日も一日頑張っていきましょう!







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