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『さよなら十津川警部』!

鉄道ミステリー作家の西村京太郎さんが

他界された。

享年91。

ご冥福を祈ります。

全作品を読んだわけではないが愛読者の一人ではあった。

ちょうど昨日『西日本鉄道殺人事件』を文庫で読み終わったところでの

訃報だった。

2年前の作品だが文庫本としては最新作。

なぜか本屋の店頭で手に取った。多分『遺作』になるのだろうか。

作品は『ミステリー』というより西村さんの少年・青年時代の思いや体験と重なる部分が多く、むしろ『遺書』と言っても良いかもしれぬと思った。

西村さんは『陸軍幼年学校』時代に『終戦』を体験された。16歳の頃だ。

だから時々先の戦争についての『分析や感慨の一端』を挿入されている。

数年前には『15歳の戦争』という『自伝的エッセイ』も出版されていた。

全作品が傑作というわけではないが何作かは『叙情的・観賞旅行的』作品に触れることもできた。

勿論テレビでの『十津川警部シリーズ』はよく拝見した。亡き渡瀬恒彦さんの『十津川警部』役は色気があってよかったしなき愛川欽也さんの『亀井刑事役』も印象に残る。

さてさて誰方が『西村鉄道路線』を引き継ぐのだろうか?

ちょっと『寂しく』なる。


今日出かけたついでに西村作品を2冊購入した。

ページをくくりながら偲ぼうと思う。




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