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『西村京太郎さん』今際の『言葉』!

湯河原の病院で逝去された鉄道ミステリー作家の西村京太郎さんの追悼記事が新聞、週刊誌で特集されている。

親戚のおじさんが亡くなったような寂しさを感じる作家だ。

ご本人曰く『キセル作家』。

特段『煙管乗り』のような『不正』をされるわけではない。

作品を書き始める時『入口』と『出口』は決めておいて後はその都度書きながら進めていくという書き方のことだ。

だから緻密なミステリーではなかったし、辻褄の合わぬこともあった。

しかし『殺人事件』を扱いながらなぜか『平和』な香りがした。

そこが『人気の所以』だったのだろう。

列車の旅には肩が凝らず気軽に読めて『最適』だった。

ある記事によると病床にあってもなを新作への意欲満々だったという。

だから『今際の際』に担当医師が『先生締め切りですよ』と告げると

『うんうん』と頷いたという。

『作家魂』の一端が偲ばれる。

改めてご冥福祈りあげる!

これからも『未読』の作品を拝読するつもりだ。

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