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第883回【圧巻人生日誌 日々是成長】874(2023/10/31)▲▲売家と唐様で書く三代目にならないように▲▲



10月最後の日は、

かつて仕事をご一緒させて頂いた方を

地元経済界の重鎮にお引き合わせし、

その後は重鎮門下生と言っても良い?

これまた私がどう足掻いても追いつけない

元校長先生や造園業の社長、私の恩師と重鎮と共に

中華で会食(注:飲み会ではない)。

少々、紹興酒を飲みすぎた感もありますが、

大変有意義なお話を伺える機会となりました。




その中で強烈に頭に残り離れなかったのが、

『売家と唐様で書く三代目』にはなるなよ、

という話でした。


(意味)
初代が苦労して残した財産も、三代目にもなると没落し、家を売りに出すような羽目になるが、その「売家」と書いた札の文字は唐様(中国風)でしゃれている。仕事をしないで道楽三昧をする人を皮肉ったもの。



こんな話になったのも

ご一緒した造園業の社長は四代目。

ご自身は洒落て四代目で没落しないよう気をつける、

と仰っていましたが、

家業三代続けば大したもんと言われるように

四代続くっていうのはそれはそれは

すごい事だと思うのです。




と言っても私はサラリーマン家庭ですから

継いでいる家業というものはないのですが、

親世代が築いた歴史を私が絶やすなよ、

と言われているようにも思えました。




この話から感じたのは二点。




一点目は、

三代続けばその裏には100年近い歴史があります。

私の好きな言葉

十年偉大なり

二十年恐るべし

三十年歴史なる

に通ずるものがあるな、と思いました。

この言葉はイエローハットの創業者、

鍵山秀三郎さんが色んなところで仰っており、

焦って焦らず人生を身のあるものにせよ、

と言われているものと思っています。




二点目は、

色んな艱難辛苦があったとしても

遊び心は忘れたくない、ということ。




家を売りに出す困窮でも、

『売家』という看板を

唐様で書くという洒落心・遊び心は

どこかで忘れず持ち合わせていたい。


道楽三昧の人を皮肉ったもの、とありますが、

道楽三昧の自分自身を面白おかしく

表現しているのではないかとも思えます。




以前陶芸の大家・小泉淳作さんの話を

聞いた事があります。

画家のはずなのに

金がないから陶芸の道で糊口を凌ぐ、

そんな生活だったそうですが、

色んな派閥にも属さない唯一無二の存在だったそうです。

これが遊び心と言えるかは分かりませんが、

オリジナルな存在になるには

ハンドルの遊び(余裕)みたいなものは

持ち合わせていたいものだと考えたのです。




その他大先輩たちの含蓄のある話の連続、

大変に充実した時間を頂くことができました。

有難うございました。

今日も
素晴らしい一日をお過ごしください。

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★★今日の圧巻人生方程式★★


遊び心は持ち合わせても、
家を没落させてはいけない。
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