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第658回【圧巻人生日誌 日々是成長】649(2023/3/10)▲▲喉元過ぎれば何とやら、も思い出すには適切な時期のはず▲▲


東日本大震災から12年。



最近NHKで南海トラフ地震を

特集した番組などもあり、

改めて自然災害への脅威を

感じていたところであります。



ちょうど2012年のこのタイミングで、

2011年3月11日に何をしていたのか

書き記していたので再掲。


夕方から練馬で仕事だったので、そろそろ行こうかとコーヒーを飲んでた時でした。

14:46
あんな長くて強い揺れは初めての経験だったので、正直もうダメかもしれんな、と心の中で思いつつも、コーヒーがこぼれない様に必死でした。意外と冷静だったような気がします。

15:15頃
野次馬根性ではありませんが、事務所から新橋~虎ノ門までお客さんの安否確認も兼ね出かけました。公衆電話に長い列が出来始めていました。この時津波の事は知りませんでした。

16:30頃
自社に戻ったら、大変なことになっている、と聞き、初めて津波のことを知る。テレビに映る様子に目を疑う。

その後はなす術もなく、朝方まで事務所で過ごす。途中物が全くないコンビニと、車が動く様子も無い昭和通りと晴海通りを見たのを覚えています。

朝3時ごろ、日比谷線が動き始めたらしいという情報を聞いて帰宅開始。ただ茅場町に入線した東西線はとても乗れる様子ではなく、歩いて帰る事に。永代通りをラジオを聞きながら歩き、ちょうど荒川を渡った辺りで日が昇り始める。

朝7時ごろ、自宅到着。食器棚とか倒れてぐちゃぐちゃだろうなと諦めていたが、幸いにも被害はあまりなし。本棚も本の重みで倒壊は免れた模様。飛行機の模型が2つ、根元からポッキリ折れた以外は特段大きな被害もなく。

2011年3月11日の記録


私のいた事務所は

ビルにヒビが入ってました。

キャスターの付いた椅子が

あっちコロコロ、こっちコロコロしてましたので、

今思い返しても

相当に大きな揺れだったのですね。


これを自ら読み返すたびに、

ローリングストックの見直し、

防災グッズのありかの確認、

避難場所の再確認、

が必要だよな、との思いに至ります。



しかし

人は経験したことでないと、

リアルな感情を突き動かして

体を動かせないもの。



私の家族も、

阪神淡路大震災や

東日本大震災は

大変なことが起こったという事実は

知ってはいるものの、

あの大きな揺れを身をもって体験していないので

どことなくのんびりとした感覚なんですよね。



やはり経験したことがある人間が、

『語り部』『伝承師』となって

伝えていかなければいけないことを

感じたところなのです。



ちなみに東北の被災地では、

震災体験者がその経験を

あまり語りたくはない、

という人が増えているそうです。



その気持ちも分からなくはないものの、

やはり有事の時の経験は

語り継がなければ

人間忘れ易き生き物、

喉元を過ぎればなんとやら、です。


有事を経験した人たちの

インタビューや手記、

ノンフィクションなどが有効な

伝承ツールにもなるのではないでしょうか。

吉村昭の

『三陸海岸大津波』などは、

津波の脅威を知る名著かと思います。

https://www.amazon.co.jp/三陸海岸大津波-文春文庫-吉村-昭/dp/4167169401


結局歴史は繰り返しているんですよね。




いつかいつかと思うなら今、ですよ。

この週末を利用して、

災害への備えを改めて見直しませんか。

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★★今日の圧巻人生方程式★★


人は実際に経験した事実からでなければ、
感情を突き動かすことは出来ないもの。


災害に対する備えも
自身の感情を突き動かす材料として、
生々しい口伝やノンフィクションが有効だろう。


いつかいつかと先送らず、
今の機会に腰を上げてみよう。
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