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第106回 【筋トレ日誌 その他日々是】97(2021/7/13)▲▲その先にあるものを見ると▲▲

スターバックス(以下スタバ)といえば
珈琲店のステイタスシンボル的な存在ですが、
スタバの海外戦略第1国目は日本なんだそうです。
(知りませんでした・・・)


その日本国内の第1号店は
銀座松屋の裏あたりにあるガラス張りの2階建てのお店。
私はかつての事務所のすぐ近くだったので、
事務所に戻りたくない時など
ここでホットココアとシナモンロールを食べて、
『行くか!』
と契機づけしていた日を思い出しました。
(スタバのシナモンロール大好きなのです)


日本にスタバが進出したのが1996年、
しかし戦略コンサルは日本進出には大反対だったそうです。
理由は、
・すでに大手のチェーンが展開済みである
・日本人は良質なコーヒーに興味がない
・コーヒーを楽しむ文化がない
・喫煙文化がある(当初は分煙していたそうですが)
などなど。


しかし、
ハワードシュルツさんがコンサルの意見を撥ねて
日本進出してみたら、ご覧の通りだったわけですね。


ここにはシュルツさんが
・スタバの事業価値を信じていた
・日本での潜在的ニーズが見えていた
という事になりそうです。
スタバの展開には
提携先だったアフタヌーンティのサザビーという会社の存在もさることながら、
禁煙の喫茶店には客は来ない、という予想を
大きく裏切ってしまった事も要因ですよね。


私もタバコの匂いが大嫌いなので
願わくば完全禁煙のお店に行きたいところですが、
財布の都合もありドトールやベローチェへ行くことがしばしば・・・。


しかし、
高くてもステータス的オシャレポイントなら、
高くても禁煙の環境でコーヒーが飲めるなら、
お客さんは集まったということです。


消費者が求めているのは、
価格の安さでは決してない、
ということかと思います。


この話から学ぶべきは、
本物なら価格が高くてもお客さんは来る、
というマーケティング的な考察ではなく、
自身の本質的な価値が理解できていれば
前に進める、ということではないでしょうか。


もしシュルツさんがコンサルの言う通り
日本進出を断念していたならば、
日本でこんなにスタバが広がる事もなかったかもしれないですし
あの緑のエプロンに憧れる人もいなかったかもしれません。


目先の意見や見解に惑わされず
突き進む武器を持ち続けていきたいものです。


(余談)
コーヒーは豆が命。
焙煎すると一気に酸化が進む性質だそうです。

ここまでスタバを上げておいて、なんですが、
アメリカで焙煎しているスタバさんより、
国内で焙煎している黄色の看板のお店の方が
実は豆の質はいい、という有識者の話もあります。
(私はコーヒーへの違いは分からないのですが・・・)

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