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第316回 【筋トレ日誌 その他日々是】307(2022/3/7)▲▲自分のロールを考える▲▲

ドラマを見るとついつい
主役級の重量俳優に目が行きがちですが、
時には脇を固める
いわゆる「脇役」と呼ばれる人たちにも
光り輝く方達が多いことに気が付きました。


中には、
昔は名もしれない脇役どころか端役だったのに
いつの間にかドラマには欠かせない存在に
なっている俳優もいたり。
(テレビそんなに詳しくないですが、
松重豊さんとか遠藤憲一さんとか?でしょうか)


かつて若かりし頃(今も十分に若いけど更に若い頃)、
刑事ドラマに魅了された私にとって
あぶない刑事の舘ひろしや柴田恭兵は
輝くスターに見えたものです。
だって子供から見てもカッコいいですからね。


しかし、
彼らに比べると控えめで露出も少ないものの
いないとピリッと引き締まらない存在だったのが、
彼らの上司・近藤課長役の中条静夫さんでしょう。


中条静夫さんは既にお亡くなりになられましたが、
俳優人生で常に脇役的存在。
いわゆる「名脇役」というやつです。


中条さんは生前、
「脇役はアトモスフィア」
「脇役は画面の空いている部分を効果的にまとめて、
 作品に隙を与えない仕事」
と仰っていましたが、
ドラマや映画が面白く成り立つには
脇役がいてこそ、とも捉えることが出来そうです。


日常の仕事でもこういう方を
たくさん見てきたつもりです。


出しゃばったり、前に前に出てくる感はないけれども、
この人がいないと仕事が進まないんだよねー、
という方たち。


翻って自分はどうだろうか。
主役級とはとても言い難いが、
まだまだ名脇役とも言いづらい。


元々人前にグイグイ出て行くことは
苦手視していた私は、
自分は主役クラスではないな。
そんな風にも思っていました。
そして、脇役は張り合いなさそうだ、とも。

しかし、
名脇役も極めると唯一無二で
稀有な存在になれるのかもしれません。


キラキラ輝く長嶋茂雄はカッコいいですよ。
しかし、
月見草な野村克也だって十分にカッコいい。
(脇役ではないかもしれないけれども)


自分が務めることが出来る
ロールというものは必ずあるんでないかな、
と思ったところです。


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