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第716回【圧巻人生日誌 日々是成長】707(2023/5/8)▲▲他者に自分の金鉱脈を掘ってもらう▲▲


100人組手という営みを通じて、

色んな方との会話の機会を頂いています。



この100人組手ですが、

おそらく人それぞれに色んな流儀があるものと思います。


私もこちらからお声がけした際は

お相手について掘り下げてみる、

ということを一つのルールにしていますので、

なるべく相手の方に喋ってもらうように仕向ける。

ココは、あまりブラさないようにしているつもり。



最近逆にお声がけを頂くことも多いのですが、

その場合どう振る舞うのがベストなのか。

問われる立場に場慣れしていないので、

かなり戸惑うケースも実は多いのです。



私の方からベラベラ喋るのも

順序が違うように思いますし、

かと言って問われるのを受け身で待つのも

静かな時間が流れてしまうし。


ここは依頼する方もされる方も

慣れなのだな、と思うようにしています。



しかし問われる立場になると、

自分の新たな一面を掘っていただくことが多い。

つまり、

自分でも気が付いていなかった(主に)長所や強みを

他者から教えていただけるわけです。



よく言われることですが、

自分で自分の強みやエッジの効いたポイントは

気が付きにくいものです。

それは自分の背中を自分で見れないように、

自分のまつ毛を見ることができないように。



以前こんな話を知人から聞いたことがあります。


比較的人と接することも苦としない人なのですが、

どうも職場では環境にしっくり馴染めず

自分を出せている感がなかったそうです。


彼は人前で話すことも苦手ではないのですが、

職場では高圧的な上司の前に

どうもうまくいかない。


そんな彼に

いささか屈辱的な部分もあったと言いますが、

自分の強みを書いてみろと言われ

『人前で話すことだ』と書いたそうです。


その記述に高圧的上司は、

鼻で嗤い一笑に付したと言います。



このエピソードから

自分の強みは他者に掘ってもらうのが良いものの、

掘削者を間違えると大きな損失を

もたらす可能性もあるのでは、と思うのです。



幸いに100人組手に応じていただける方は

そのような方はほぼ皆無ではありますが、

真摯にお相手の金鉱脈を掘りたいものだと思います。

大体において人の強みなんて、

すぐに目に付く場所にありませんからね。

ツルハシで何度も掘削しているうちに

パッと出てくるものではないでしょうか。


最近の100人組手の取り組みから

改めてそう考えたのでした。

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★★今日の圧巻人生方程式★★


問われる方も問う方も
一定の慣れは必要である。


真摯にお相手に望み、
相手の真の金鉱脈を掘り当てるつもりで
相対したいものだ。


それこそがお相手に対する
価値の提供になるだろう。
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