第61回 【筋トレ日誌 その他日々是】52(2021/5/29)▲▲テラウチマサトさんに学ぶ、量稽古、そして、ストーリー戦略▲▲
今日は、何かことをなすには
量稽古、そして、ストーリー性を
そのことに加味することが非常に大事である、
と言うことに気づいたお話です。
実は本日から、
かの有名なフォトグラファー・テラウチマサトさんのご指導による
写真塾に通うことになりました。
塾といっても行政が主導しているイベントですので
受講料はなんとゼロなんですが、
テラウチさんから直々にご指導を受けられると言うことで
迷わず今回申し込みをいたしました。
本日は第一回目の授業と言うことで
参加者の撮影した写真をまずはテラウチさんが講評される
という内容だったのですが、
30人近くいた受講生に対してテラウチさんが何度も仰られていたことが、
『良い写真を撮りたいのであれば量稽古をしよう』
そして
『作品にストーリー性を持たせよう』
と言うことでした。
私は今までにも趣味で写真を撮った経験はありますが、
今回は風景や人物をメインにした作品に挑戦しようと思っています。
(今までは航空写真しか撮ったことがなかった)
しばしばアマチュアの方でも、
『ベストショットの作品撮りましたね』、
という素人にも驚きの写真を撮られている方は
たくさんいらっしゃるんですが、
たまたまそんなワンシーンが撮れた方もいらっしゃるといえども、
やはりお話を聞いていると、
何度も何度もシャッターを切っているうちに
渾身の1枚が出来上がった、
と言う方が多いように思います。
つまり、その場限りの成功を求めた作品を作るのではなく、
同じシーンに対して何度も稽古を仕掛ける量稽古の中から
自分の作品のベストを見いだす。
そんな努力型の方が多いように思います。
あわせて大事なのは、
その作品の中にどういうストーリーを織り込むかと言うこと。
例えば、ランドセルを背負った小学生を撮影したとするならば、
その小学生からどんなストーリー、やシンボリックなものを思い出すのか。
それを明確にすると言うことなのだと思います。
(テラウチサンは、それを『ランドセル効果』と呼ばれていますが)
私のようなアマチュアの初心者カメラマンは、
しばしば珍しくて技巧に凝った美しい写真を撮ろうとしがちですが、
その技術の上にどんなストーリーを載せるのか、
ここが写真の表現力の肝になるように思われます。
そんな状況をテラウチさんは、
『素晴らしいホールケーキの上に
どんなフルーツを載せるのか考えよう』
と例えられていました。
でもこれって、
自分の人生においても同じことが言えるのではないかと思います。
何か事を達成したいと思うならば、
1年・5年、下手すると10年単位での量稽古が必要なこともあるでしょう。
また人生に彩りを添えるのであれば、
自分の人生に対してのストーリー性を
際立たせる必要もあるでしょう。
今回は写真撮影の例を引き合いに出しましたが、
常に新しい視点を持ち込むと言うこと、
自分の人生に問題提起をし続けると言うこと、
を意識し続けていきたいものだと思いました。