見出し画像

ツール・ド・かつらお

4月13日と14日の2日間、福島県双葉郡葛尾村で行われたツール・ド・かつらおに参加してきました。

ツール・ド・かつらおは2日間で3レース行われるステージレースです。自分は年代別カテゴリーの34歳以下部門に出場しました。

ツール・ド・かつらおは2回目の参加です。昨年の6月にはリンク東北の鵜沼さんに招待して頂きました。しかし最初に行われた個人タイムトライアルで、グレーチング通過時にパンクして落車してしまい、その後のレースに出れずとても悔しくて申し訳なかったことを今でも鮮明に覚えています。

今年は朝早くに家を出て車で高速を快走し10時半には葛尾村に到着。
到着後、すぐにコースの下見して、危険な箇所を確認。やはり危険なグレーチングが多いと感じる。昨年の参加者から、もりもりランドの登りの路面が悪いと聞いていたが綺麗に舗装され直されていた。もりもりランドの下りも下見してスムーズに下れるようにコーナーを覚える。

会場に戻ってからは軽くお昼を食べて、受付を済まし、同じレースを走るあるびのさん御一行と談笑したりして時間を潰す。

最初にエキスパートクラスのレースが行われたのでどんな感じなのかを見る。ゴールは結構ばらばらでゴールしてきたのでかなり集団が粉砕されるコースなのかなと予想。前で展開することを考える。

そして14時半に自分たちのレースがスタート。
まずは11kmの周回コースを3周するレース。1周で獲得標高175mとまあまあ登るコースだ。
1kmぐらいローリングでそのあとリアルスタート。最初の登りでフロント変速してないのにチェーン落ち。何とか戻すがまたチェーン落ちして戻すのを繰り返して集団最後尾で下りへ。
下りは無難に下りそのあとの緩やかな登りでポジションを上げていく。登りは最後に勾配がキツくなるので、ポジションを下げながら脚をなるべく使わないようにして登りをこなす。そのまま2周目へ。
下りでとてつもなく遅いイナーメの選手に捕まり中切れしかける。なんとかタイミング見つけて抜かして踏んで前に追いつく。そしてまた緩やかな登りでポジションを上げる。今度は勾配がキツくなってからもなるべくポジションを下げずにこなして下りへ。やっぱり案の定イナーメの選手が遅いがなんとか直ぐにパスできた。
そしてまた緩い登りでは前の方で走る。途中でパラティアムTOKYOの今西さんが飛びだすがすぐに捕まる。そしてチームメイトの森榮さんがカウンターアタック。多分これを狙っていたんだろう。集団は誰も追わずどんどんタイム差が広がっていく。自分もクラスが違うため無視。
スプリントに参加しようか迷ったが、この後は個人タイムトライアルもあるしスプリントで落車に巻き込まれるのも嫌だったので集団後方で流して13位でゴール。優勝したのはスプリントになると敵無しのあるびのさんだった。

33kmのロードレースの後は11kmの個人タイムトライアル。
昨年は落車して苦い思い出があるがコースや脚質的にはかつらおの3レースでは1番自分に向いているのでベストを尽くす。

下りは3.7倍ぐらいで走るのを心がける。直ぐに前走者のヴェントスフレッチャの江角くんをパスし、下りの終盤でサイプロの松崎さんをパス、そして登りへ。
登りは4倍ぐらいで走るのを心がける。すぐに松崎さんに抜かし返されるがペースを乱さないように注意しまた抜かし返す。人をどんどんパスしていくが、後半に航空電子の笹川さんに抜かされる。これも無視して自分のペースで走りゴール。タイムは18分38秒で5位。あと4秒で表彰台だったがこれが分からないのがTTの面白さであり難しさ。しかし、ベストを尽くせたかなと思うので後悔はない。そしてTTであるびのさんに勝てたのは結構嬉しかった笑。

レース後は知り合いたちと写真を撮る!

レース後はせせらぎ荘で入浴し、みどり荘にチェックイン!
そして夜はバーベキュー!

バーベキューは山中湖シクリスムフォーマションに混ぜてもらい楽しむ。エンリックは箸も器用に使いこなしてて好き嫌いなくなんでも食べてた。多分こんな選手がどこの国に行っても生き残れる真の意味で強い選手なんだろうなと自分は思う。

バーベキュー後はサッキーとコンビニで買い出しをしてそのまま翌日のコースを下見して宿に戻り就寝。

翌日は5時に起床。8時半にレーススタートなので起きたら直ぐに朝食。

そのあとはゆっくり準備し7時50分すぎに会場に向かう。開会式が終わりしばらくするとレーススタート。

2日目のコースは1周28kmで獲得標高550のかなりハードなコース。KOMポイントまでのハーフコース部門と1周の部、2周の部があり自分は1周の部に参加。
スタートから6km地点まで下りなのでローリング。登り始めでリアルスタート。ポジションを下げすぎなきように気をつけて走る。15kmぐらいのKOMポイントの頂上付近でキツくてポジションを下げる。後ろを振り返ると誰もおらず自分が最後尾。何とか食らいつき集団内で山場のもりもりランドの登りへ。
もりもりランドの登りは2.7kmで平均勾配7.6%というなかなかハードな登り。今までいろんな周回コースを走ってきたがこんなにハードな登りがあるレースは初めて。集団内でこの登りをこなすのは今の自分のレベルでは難しいと思ったので4倍ぐらいで自分のペースを刻む。下りのテクニカルセクションは無理をせずに安全に下る。幹線道路に抜けてからは3.5倍ぐらいで淡々と走り先頭から1分48秒遅れの17位でゴール。現時点でのベストを尽くせたと思う。

ゴール後は2周の部のレースを見届けて温泉に入り、高速を使わず一般道路で帰宅。

今までのレースでは「あそこでこうしていれば」みたいなのがレース後に、たくさん頭の中に出てきてもう一度レースをやり直したいって思うことが多かったが、今回は現時点でのベストを尽くせたという満足感があった。もちろん優勝できていないし悔しい気持ちもあるが、自分が苦手な上りが結構ある(群馬のE3の1周目の心臓破りで千切れるレベル)レースでここまで走れたのは少しは成長できたかなと思えた。

次のレースは4月20日と21日に広島県三原市にあふ広島県立中央森林公園で行われるJBCF西日本ロードクラシックです。
長距離の遠征になるのでなんとしてもE2へ昇格できるようベストを尽くします!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?