ヒヨコ通信vol.4~大人の階段登る三週目~
生後3週目を迎え、元気に成長を続けたヒヨコたち。
今回は彼らの様子を動画も交えてお伝えしたいと思います!
丸みを失い始める
普段はまだ丸っこいフォルムを保っているのですが、ふとした瞬間に、にゅっと伸びることが増えました。少しずつニワトリに近づいてきています。
産まれた直後から頻繁にカメラを向けられていたからか、カメラを怖がることもなく、こんなお茶目な写真も撮ることができました。
羽が生え始める
ヒヨコたちに羽が生え始めました。やはりモモは茶色、他のみんなは真っ白です。
初生雛鑑別師(通称ヒヨコ鑑定士)の方はこの羽の生え方からヒヨコがオスなのかメスなのかを判断できるそうなのですが、残念ながら私にはそのような技術がありません。
せっかくだから資格を取得しようかとも思いましたが、満25歳以下で、高等学校卒業者または、これと同等以上の資格のある者。 身体強健で、視力1.0以上(矯正可)の者しか養成講習を受講できないようなので諦めました。どの部分が引っかかったのかは秘密です。
ニワトリだって飛べる
身体も大きくなり、ますます活発になり、壁に立てかけていた行火が彼らの重さに耐えきれず倒れてしまうようになったころ。彼らは羽ばたき始めました。まだ自分が飛べない鳥であることに気が付いていないのか、段ボール箱の中で必死に飛ぶ練習をしています。
そして、ついに自分の背丈の数倍もある段ボールの壁を乗り越えたのです!
これには見ていた我々も驚かされました。
そんな彼らの跳躍をとらえた動画をぜひご覧ください!
一番上手なのはササミ。ササミは百発百中で段ボールの淵に止まります。
次いでボンジリ。この前まで餌にありつけなかった弱弱しさが嘘のように華麗な跳躍を見せてくれました。残念ながら動画で撮影することができませんでしたが、ボンの成長を実感することができ、感動したことを覚えています。
ムネはまだまだ練習中。なんでも卒なくこなすイメージのあるムネですが、飛ぶのは苦手なようです。
そしてモモ。飛ぼうとはするのですが、目算を誤り壁に激突していました。
飛べるイメージはあるのでしょうし、実際飛べるんです。けれど、自分の重さが計算に入っていません。一人だけ身体がでかくて重たいモモは、他のみんなと同じイメージで飛ぶと飛距離が足りないんです。
そして奴はあきらめも早い。一度失敗すると「もういいや」という感じでしばらく挑戦しません。
果たして全員きちんと飛べる日は来るのでしょうか?
ヒヨコたちの飛行チャレンジの様子も、またお届けしたいと思います。
次回予告
ある晴れた日のこと、ヒヨコたちのために設置された運動場で事件は起こった。
誰が掘り当てたのか、いつの間にかくわえていた一匹のミミズ。
ミミズをめぐって、モモが、ムネが、ササミが全速力で駆け回る!
次回「ミミズ争奪戦勃発」
――絶対に負けられない戦いがそこにある。
あれ?ボンジリは何してるの?
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