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Everyday GFX:01 初めましてとGFX

初めまして。愛知県で写真を撮っているseigoです。

写真が好きで,カメラも好き。

その愛を語る場所が欲しくてずっとnoteを書こうと思っていたけれど,なかなか始めるタイミングを掴めないでいた,というか重い腰が上がりませんでした。それなのに,あるきっかけで気持ちが爆発してしまった。

GFXを手に入れた。

僕は何でも自分で使ってみたい性格で,やれソニーはダイナミックレンジだの富士フイルムは色がいいだの,色々な情報が出回ってその度に新しいカメラを買っては売ってを繰り返してきました。デジタルカメラだけで累計17台に及び,マウントに合わせてレンズも揃えます。

カメラはどれも素晴らしいし,写真はその存在自体が素晴らしいし,優劣をつけるものでもないので好きなものを使えばいい,とそんな前提をある程度理解した上で,自分に最も合う(という非常に曖昧な)カメラを探していて,ここしばらくはSONY α7sに落ち着いていました。

GFXは富士フイルムが販売する中判デジタル機で,前々からその存在は知っていましたし興味もありました。けれどなんだか世間の風潮的には35mmフルサイズが王道で企業努力の多くもそこに費やされており,僕も特に疑問も持たずフルサイズ以下のセンサの中で機材を物色していたのです。何より中判デジタルは価格が高かった。

そんな中で富士フイルムからGFX100Sが発表されました。1億画素が必要かはさておき,それ以外の面を見ても非常に魅力的なカメラで70万円近い値段でも割安感があります。しかしそうは言っても高いなあ,けど中判使ってみたいなあなどと煮え切らないでいると,新製品の発表に合わせて旧モデルGFX50Sの値段があれよあれよと下がっていきました。画素数もAF性能も重視していなかったので,中判への好奇心を満たすためだけであれば50Sは理想的なボディであることもそこで気付いたのです。(50Rは3軸チルトじゃないので個人的に×)

何よりも50Sは武骨なデザインがいい。出っ張ったお尻がキュートである。

100Sの発表から発売までの短い期間で中古相場は5万円以上下がったのではないでしょうか。中判デジタルという魅惑の響きに不安と期待が入り混じった気持ちで良い個体を探すネットサーフィンを続け,ひと昔前では考えられない値段でGFX50Sを手に入れました。

とは言えこんなことを書くと失礼ですが,最初はGFXにそこまで過大な期待をしていた訳ではありません。少しセンサーが大きいだけで,まあ富士フイルムの色でダイナミックレンジが広くて現像がしやすいんだろう,それくらいの期待です。18番目のカメラとして他のカメラとの比較ができれば楽しいなあ,くらい。しかし,そういった期待を圧倒的に超えたものをGFXは持っていたのです。

質感。今までレンズや現像処理でどうにか得ようとしていた質感というものをファインダーをのぞいた瞬間に感じてハッとしました。

ここで言う質感とはとても曖昧なんですけれど,届きそうとか,消えてしまいそうとか,だけど確かにある,とかそういった雰囲気のことです。個人的にGXFからは恐れ多くも写真家の濱田英明さん(https://www.instagram.com/hamadahideaki/)を感じました。富士フイルムのフィルムライクな色も一役買っているのかもしれませんが,濱田さんの愛機バケペンは67サイズなので,感光部の大きさの,写真の質感に与える圧倒的な何かを感じざるを得ませんでした。(もちろんGFXセンサは67に比べればちっぽけなものですが,それでも35mmフルサイズとは違うものを確かに感じた!)

そんな訳でGFXの質感に完全にやられてしまった僕は,その勢いでnoteを書いています。まだ買ったばかりであまり撮影もできていないですが,撮った写真たち。


GFX50S本体以外の写真はすべてGFX50Sの撮って出しjpeg。jpegでこれが出せるのもGFXの好きなところ。ありきたりな表現で申し訳ないですが,富士フイルムはすごい。


ということでこれからGFXを始めとした写真機と写真への愛を綴っていければと思います。よろしくお願いします。

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