心に響いた名言#9

今日も名言を紹介していきます。

無用の用

老子(「人生を変える哲学者の言葉123」より)

「一見誰からも必要とされていない人が、
実は大切な役割を果たしていることがある」
という意味で紹介されていました。

最近、広告で見かけるマンガでも
お馴染みの展開だったりしますよね。

どこかで聞いたか忘れてしまったし
正確ではないかもしれないのですが、
「杭の役割がわからないうちは、
その杭は抜いてはいけない」
という言葉の意味が近いのかなと思いました。


・・・と、ここまで、
思ったことを書いてみたのですが、
言葉の出典が気になったので、もう少し調べてみたら、
少し自分の思っていた意味とは異なることがわかりました。

元となった老子の言葉もこちらに引用します。
元は漢文だったので、
こちらには現代語訳のみを掲載します。
こちらのページから引用させていただきました。


【現代語訳】

三十本の(車輪の)矢は一つの轂こしきを共有している。轂こしきの中の空洞があることによって、車としての働きがある。

粘土をこねて器を作る。器の中の空洞があることによって、器としての働きがある。

戸口や窓とする穴をあけて部屋を作る。部屋の中の空間があるからこそ、部屋としての働きがある。

それゆえに形あるものが役に立つのは、何もない無の部分が役割を果たすからである

老子「無用之用」

「有用」なものが役に立つのは、
「無用」な部分が役割を果たすから。

形あるものは、何も無い空洞部分と
表裏一体ということですね。


ドーナツの穴があるから
ドーナツはおいしくできあがる。

美しいデザインは、
無駄なものを削ぎ落として生まれる。

平日に仕事をしているから、
休みのありがたみがわかる。

形あるものにこだわりすぎずに
「無」の部分にも注目する大切さが
わかりました。


そして、最初に私が思い浮かんだ
「杭の役割がわからないうちは、
その杭は抜いてはいけない」
という言葉は、

「無用」だと思っているものが
実は「有用」かもしれない、
という意味なので
元の意味とは少し違う意味で
捉えていたなと思いました。

でも、どちらも重要な着眼点ですよね。

本日の名言は以上です。

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