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美容院とか散髪屋が苦手
土曜日に師匠に会いに行くのに(というか街に出るのに)髪の毛がボサボサなのでとりあえず切りに行ってきた。コロナ云々もあって自分で二回ほど適当に切ったんだけど、襟足あたりが妙に伸びてきたし(自分で見えないw)まあ出かけるついでに1000円カットに飛び込もうと思って(1200円カットになってた)
そもそも美容院とか散髪屋とかって苦手なので年に4回行けばいい方。だいたいは夏にベリーショートにして、冬ごろまでは放置。
今回もいつものようにベリーショートに。
で、美容院や散髪屋の何が苦手って、1対1になるってこと。1対1でいると何かしゃべらなきゃいけないんじゃないかと気が気じゃなくなるというヘンな癖の持ち主なのだ。
「こちらへどうぞー」と言われるなり、満面の愛想笑いで「はーい、おねがいしまーす」と席に着く。「今日はどうされますか?」「あー、もうばっさりいっちゃってください。全体2センチぐらいでいいので」(ここまではシミュレーション済み)
で、何となく相槌を打ちながら切ってもらうんだけど、ほんとに沈黙に耐えられないので、「いやぁ、ほんとは家で丸坊主にしてやろうかと思ったんだけど、自分でやるとなかなか上手くいかないですよね」と言ってみる。丸坊主にしようとまでは思ってなくても口が勝手にそう言う。
「丸坊主は難しいですよね。あれはね、バリカンで刈っても、刈る向きがあるんですよ」なんて乗っかってきてくれたら万歳。「あ、そうなんですかぁ」「やっぱりそうですよねぇ」と相槌で時間は過ぎる。
会話が途絶えかけると「一家に一人美容師さんがいると便利でしょうね」と燃料投下。これでもうしばらく過ごせる。
「いやあ、昔は娘の髪を切ったりしてたんだけど、ダンナの髪とか難しくて。それに、娘の頭はちっちゃくて可愛かったけど、ダンナの頭はデカいから(笑) 娘だとハイこっち向いてーって向けた顔もかわいいけど、ダンナにハイこっち向いてーって言ってもかわいい顔があるわけでもないしねぇ」と、だんだんどうでもいい話を繰り広げ始める。とにかく会話が止まるのが怖くてたまらないから、自虐ネタと家族disりネタで会話を続ける。
ベリーショートのいいところは、かなり早めに処置が済むこと。今日も、だいたいそのくらいで終わった。
去年、娘の結婚式に合わせて「マトモなちゃんとした美容院」に行って、カラーリングだのカットだのを相談しながらやってもらった時は約3時間!死ぬかと思った(笑) 2ステージ終えたぐらい疲れた(笑)
しゃべりたくなきゃ黙っててもいいのに。と妹なんかには言われるんだけど、とにかくよく知らない人との沈黙というのが何より怖いのだから仕方がない。
ということで、今日もそこそこ疲れて帰った。半年後ぐらいに、また嫌々ながら行ってハイテンションな客を演じて帰るんだろうな。はぁ。ウチの犬か猫が髪をカットしてくれればいいのに(笑)
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