Episode.2 次に1番新しい感動について 藤井風さんのHELP EVER HURT NEVER
感動することが人生の醍醐味
自分の想像を超え、自分では生み出せないようなモノやコトに触れた時、それを与えてくれた人を尊敬し感動する
それは自分から手を伸ばして手に入れる場合もあるし、ふとしたきっかけでやってくる場合もある
そんなモノコトのうちの一つが音楽
昔から音楽が大好きで、人生のやりたいことワクワクリストの一つに「作詞作曲して歌うこと」がある
今回感動を与えてくれたのが藤井風さん
音楽好きの方々には今更言うのも恥ずかしいくらい有名で高く評価されていて、昨年末にコロナ禍で行われた武道館ライブはニュースにもなっていた
彼を知ったのは、昨年9月、帰宅してボンヤリ見ていた報道ステーションで話題のアーティストとして紹介されていた
藤井風さん、岡山県のある町で、かなり早い時期からYoutubeを使って自身の演奏を発信していたこと、コロナ禍にデビューしたため、いろんなメディアに出る機会がない状況も相まって、YoutubeやSNSを使った発信でどこまでできるかに挑戦していること、などが紹介されていた
その時は、アーティストも大変だな、いろんな人が苦労してるなって感じただけで、彼が作り出す楽曲は耳に残らなかった
後日、好きなPodcastのドングリFMで、藤井風さんが凄くいい!ってトークを聴いて、ん⁈聞き覚えのある名前だって思い、早速Youtubeで検索した
すると、先日見た報道ステーションの映像、年末のライブのダイジェスト、いろんな動画がヒットした
ドングリFMで、中学生の頃の動画も見れるって言ってたから、スクロールして1番古い動画あたりで見つけた千本桜のピアノ演奏を聞いたら…
感動、を超えて、衝撃!
藤井さん、中学生?
すごい、うまい、熱い、熱すぎる!
激しいピアノは聞いたことあったけど、鍵盤を叩く音がパーカッションのようにリズムを刻み、ピアノの音に混じって、こんな演奏聴いたことなかった
息子に動画を見せると、ピアノの弾く(ひく)は弾く(はじく)とも読むよね、って、お前いいこと言う!
久しぶりに味わった感動にしばし浸ったあと、デビューアルバムを聴いた
一曲目の「何なんw」、曲名おもしろって思いながらスタート
ピアノの音がフェードインしてきて、ナッナッのコーラスのあと気持ちのいいスキップしたくなる(いい歳なのでしないけど)ギター、いい!こういう曲が書きたいんだなぁ(書けんけど)と思いつつ、ボーカルが始まった
あらためて歌声を聴いたのはこの時が初めて
ん?好きなバンドの一つ、オリジナルラブの田島貴男さん似かな、どうしても過去に聴いた誰かに寄せて考えてしまう自分が少し悲しい
聴き進めていく
正直ちょいクセのあるボーカルに作ってる感じがして、第一印象はあまり良くない
普段ならここでテンション下がっていって、ストップするんだけど…なぜか押さない、いや、押せない
たぶん、声の好みを超えて、曲がとてもいい
音楽の専門家ではないので詳しいことはわからない
でも、惹きつけられる
その後、Youtubeの「だけじゃないChannel」ですごい作り込まれていることを知って、なるほどと膝を打った
結局、最後まで聴き終えて、声は少し苦手だけど、溢れ出る才能に感動を覚えた
人となりがもっと知りたくなって、あらためて報道ステーションの動画をみた
すると、話し方のクセ自体がすごい(藤井さん、ごめんなさい)
だから、あのボーカルの作ってる感じは自然なんだって分かって、もう一度聴くとつっかえが取れたようにスーッと耳に入ってきた
その日以来、通勤時、就寝時、ヘビロテしてますし、思いあまって、このnoteも書いてます
今まで好きになった曲はたくさんあるけど、本当にヘビロテした曲を自分なりに分析してみた
自分で変えようとしても変えることができない、つまり言うとおこがましいけど、自分では作り得ない、自分を超えた曲であることを知った
だから感動し、何度聴いてもおいしいんだな
なぜこんな曲が書けるんだろう、なぜこんな感じで歌えるんだろう
きっとたくさん聴き、たくさん書き、たくさん弾き、たくさん歌ってきたんだろうなぁ、楽しんだり苦しんだりしながら、と思うと感動もひとしお
感動って、感じて動くって書く
感じたから、動こうと思い、今これを書いています
藤井風さん、勝手にありがとうございます‼︎