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川口ちゃんの衣装計画#62 指先に小さな浄土

爪のオシャレがそんなに好きじゃない。
装いにおいて、爪の優先順位は一番最後。
マニキュアを塗ったら気分が上がるけど、必須じゃない。なんでだろう。

少し前まで服に対しては「どうせダサいなら地味な服で生きる」というやさぐれ思考だったけど、もしかしてネイルにもそれが起きているのかな。
でも当社比でだいぶオシャレになったよ自分。今なら服にあった色を選べるはず。それでもなぜか買う気が起きない。

う~ん、私、何が原因でこんなにネイルに消極的なんだろうか。

…よし、悩んだときはあきやさんを頼るべし!なぜなら私が気づくこと、大体あきやさんが先に気づいてるから☆ということでスタスタとあきやさんの文章を見に行く。

自問自答ガールズ的にネイルといえばこちらの記事ですよね。

そうか、ネイルは世界3大めんどくさいことの一つなのか…そりゃよっぽどだぜ。たしかに消極的な理由として面倒くさいからという部分は大きいような気がする。

でも私はオシャレになりたいんだ!残りのめんどくさいことであるメイクはもともと得意だしヘアは今頑張ってるから、あとはネイルを頑張ればグッとオシャレになれるはずなんだ!

あきやさんはネイルについてどう考えてらしたんだっけと思って改めて記事を読む。

これは私の話なのですが、前まで透明のマニキュアしかつけていなかったのですよ。理由はこまめにケアできないとボロボロしちゃうのが嫌で、めんどくさくて避けて来ました。

うんうん、わかるわかる!!

ところがある日、芸人さんが女装をするバラエティ番組(まあ、ロンハーですよね)を見ていた時に、男性芸人さんみんなが「ネイル」をして顔の前で手を広げるポーズをしていたことに気がつきました。それに気がついた時には雷に打たれたようなショックとひらめきがありまして
「ああ、ネイルすると、それだけで記号状〝女の子〟に見えるんだな」
と気がつきました。友人で女装が趣味の子に聞いてみたところ「ネイルするとかわいいじゃん、面倒くさがらず塗りなよ。」と言っていて「なるほど」と思いました。かわいいじゃん。なんて前向きな言葉。
もちろん今は「メンズのネイル」も当たり前になって来ましたし、「女性らしさってなんなの論争」「ジェンダー関係なく一人の人として生きたい気持ち」もあるので一概には言えませんが、一つの「ポイント」としてネイルをするようになりました。
ネイルで「旬な色」を取り入れると「今を生きている」感じもしていいなあと思います。ブレイクスルーする為に「ネイル」を取り入れてみてはいかがでしょうか?



・・・ふぅーーーーん( ´_ゝ`)←失礼


あきやさん、今回ばかりは塩リアクションでごめんなさい!でもおかげでよくわかりました。
私はネイルにかわいさUP効果も旬も求めてない!!なんならペペっと塗ってもそれなりにきれいに仕上がる商品も知ってるからそこまで面倒くさくもない!!!(※ネイルズインクのことです、おすすめです。)

原因はもっと他にある。そこを追求しないと終わるぞ(何が)。

…ということで、な~んか乗り気になれないネイルの、「な~んか」の部分をもっと追求してみようと思って、自分がネイルをなんのためにしたい(orしたくない)のかを考えてみたところ、こんな気持ちに気が付いた。

\ネイルは私にとってポリシーの表明なので,軽い気持ちで塗れない/

まさかの私のネイルへのこだわりが激重だということが判明。

以前あきやさんがこちらの記事で「美容」と「ファッション」は違うねって話をされてましたが

ネイルでいうと、肌のくすみが消えるとか指が長く見えるとか、そういうのは美容的視点かなと思う。でもそういうのは今どうでもいい。だから自分はやっぱりファッションのために塗るのかなと思った。推し(の要素)を爪の先にあしらうって人もいるけど今の私には特にそういう相手、居ないし。

ファッション視点だと、爪も当然ファッションの一部だから、それこそ旬の色を塗ったり、着ていく服の色と合わせたり逆に差し色にしたり、好みのテイストに合わせて長さを調整したりするんだろう。

でも私はそっちにも興味がなかった。

季節とか服の色とか関係なしに、コレだって色をずっと付けていたい。それってなんでだ?と考えた時に先ほどの考えに気づいた。どうやら私は選ぶ爪の色=その人の生き様を表すと思っているみたいだ。だから肌の色に合わせた色を塗ることも、服に合わせて変えるという楽しみ方もしたくない。私は私の色で爪を塗りたい。

普段からネイルをする人になりたいと思っていたけどしなかったのもそのせいだ。私の「普段」のほとんどは職場で、そこではヌーディカラーが求められるのだが、それは自分の色じゃないと思っているので塗りたくなかったんだなとわかった。あ~めっちゃすっきり。やっぱ物事には理由があるよね〜ウンウン。

ちなみに、今一本だけ持っているネイルは夫がプレゼントで選んできてくれたもので、私にとって意味のある大切なものなので塗っていても心が疲弊しないんだと思う。じゃあそれをなぜ休日の度に塗らないのかというと、やっぱめんどくさいんだと思う(結局めんどくさいんかい)。


結論:ポリシーに合う色を買って休みの日になるべく塗ろう

たぶんだけど私らしい色は職場で怒られてしまうので、ネイルを塗れる状況の時に面倒がらずに極力塗ってブレイクスルーしようと思った。ポリシーに合う色ってなんやねんて感じだけど、ポリシーって実質コンセプトだから、つまり指先にも小さな浄土を創ればいいってことだよね?とっても小さな「小さな浄土」をさ!(小さすぎる。)


ということで早速買ってきた。

綺麗だし私のエモアイテムであるハクリュー関連アクセにも合うので水色系で探してみたが、全然理想的な色が売ってない。そこそこ時間をかけてバラエティショップやらデパートやらいろいろ見たんだけど、くすみカラーが流行っているせいで水色に限らず浄土な色がマジで無かった。浄土にはくすみも淀みもいらんのよ。

あまりに無かったため、満点じゃなかったけど惰性で唯一見つけた良さげな水色を買っちゃったんだけど(おい)、なんとその後たまたま立ち寄ったお店で「これだっっ」ていう商品に遭遇してしまった。

それがANDIZUMO(アンディズモ)というブランドのネイルカラー。「&出雲」でアンディズモらしい。コンセプトがこちら。

いずもと、一緒に。
日本人のルーツであり、
日本の精神が宿る国「出雲」。
海・大地・山々の自然は神の恵み。
古代から受け継がれる人々の知恵と伝統。
神に献上するものを作るという誇り。
本当に必要なものとは何か。
本物とはどういうものなのか。
そんな思いを込めて作られた
美と健康を考えた商品群で
あなたと出雲の「縁」を結びます。(公式サイトより)

こういうコンセプト、ツボって人結構いそう!!
しかもこちらのブランドのネイル、見た目が素敵なだけでなく、爪に優しくなんとお湯で落とせるらしい。休日だけネイルしたい私にピッタリ!

主成分は水!爪に優しいネイルポリッシュです。溶剤を使用していないためツンとした匂いがありません。爪にダメージを与えることなく、お湯で簡単にオフができます。(公式サイト商品説明文より)

私が選んだのはラメカラーの「瑠璃」とブルーグリーンの「ワダツミ」の2色!

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まず右の瑠璃がバーンと視界に入ってきて一目惚れして、それに合う色を店員さんと相談してワダツミに決めました。それぞれ単品でもかわいいけど、重ね塗りするとキラキラしてとってもかわいい!

ここの商品はひとつひとつ和風な名前がついていて、私が選んだワダツミは「GOD」という神様の名前がついたシリーズのうちの一色らしい。ちなみにワダツミとは海の神様のこと。神様の名前だなんて…ほの浄土ですね。(※私は浄土という言葉をニュアンスで使っているのでガチの宗教観は全く気にしてません怒らないで)

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瑠璃、公式サイトの写真より本物の方が全然綺麗なんだよね…写真が苦手なので私もうまく撮れないんだけど、銀河みたいな美しいラメなんです…!伝わってほしい…!

買ったばかりでまだしっかり使ってないのでオススメとかではないんだけど(※)、かなり浄土なネイルに出会えて満足。あ、惰性で買った方の子もちゃんと使います。お湯で落ちる良さは消えるけど瑠璃と重ねてみようかな。

(※購入から1ヶ月経ったので、使い心地をこの記事の1番下に追記しました!)

ちなみに私はこの2つを普段行かなすぎるお店ことコレド日本橋に入っているお店で購入したんだけど(ごめんなさい)、接客して下さった店員さんがめっちゃキュートで親切だった。欲しいものを、親切な店員さんから買えるととっても嬉しいよね。

さて、無事にコンセプトに合うネイルに出会えたわけだし、あとはそう、めんどくさがらずに塗るだけ。果たして私はブレイクスルーできるのか?!



★★★

【2022/6/6 追記】アンディズモの使い心地

あれから休みのたびにちょくちょく使っているので、わかったことを書きます!

まず色ムラについて。
ワダツミは色が淡いため、塗っても筋ムラになってしまうので単色使いには向いていません。とても乾くのが速いので重ね塗りするのは簡単なのですが、重ねても重ねても普通のネイルエナメルのように爪を覆う発色にはなりません。
なので瑠璃のようなトッピング系を重ねる必要があると思います。ラメのベース色として使うと、とってもかわいい!

鮮やか系カラーはタッチアップしてないので、ムラになるのかわかりませんが、とりあえずワダツミに限らず淡色は単色が厳しいブランドかと思います。

次に落としやすやについて。私はてっきりお風呂入るたびに剥がれてしまうのかと思ったのですが、お湯に浸けてふやかして、剥がそうと思えばぺろっと剥がれるという感じで、剥がさないことも可能でした。自主的にめくらなければ剥がれないです。

いざ剥がす時は一枚の面になってシートマスクのようにぺろりと剥けるので楽チンです。
剥がした後の爪はちょっと白く乾燥しているので保湿が必要だなと思います。

お出かけ前の時間がない時に塗ってもすぐ乾くし、出勤前に落とし忘れた爪を見てあっってなってもお湯ですぐ落とせるし、ネイルに対するフットワークがめちゃくちゃ軽くなったので、総合的に見て私はオススメです。ご参考まで!

信じないことが信条🍤