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川口ちゃんの衣装計画#81 ファッションは外付けの浄化装置
先日あきやさん、ヤドカリさん、草野さんの3人の自問自答ガールズによるインスタライブ、いわゆる"自問自答ヤド草"を見た。
三者三様の素敵なコーデ紹介をるんるんで見ていたら、急に“宥める服”というワードが頭に浮かんできて、そこから「そうだ!私は私を宥めるために服を選んでいる。ファッションで自分に強さを足すのではなく、良くない感情を取り去りたいんだ…!」という気持ちがわーっと溢れてきてしまった。
・ファッションは外付けの浄化装置
短所は長所なので軽い気持ちで聞いてほしいのだが、私は人間性があまり高くない。低いとまでは思わないけどね。基本的に気が小さくてプライドが高い。ちょっと恵まれるとすぐ傲慢になってしまう。
もしもそんな私が、それこそマックイーンやグッチみたいなつよつよアイテムを身につけたらどうなるか。
おそらく、良くない部分が助長されて今よりふてぶてしく嫌な人間になると思う。私は外部から強さをもらうと調子に乗るタイプなのだ。鬼滅の刃の雑魚鬼みたいな(笑)
こんな感じの人間なので、私が新年に掲げる目標は、(達成できないため)毎年『思いやりのある人間になりたい』なんだけど、ここ数年は結構本気で取り組んでいる。
本気になれたのは、愛する人ができたから。私は夫に毎日幸せでいてほしいのだ。尊敬するさかなクンみたいに存在するだけで沢山の人々の心を浄化してしまう素晴らしい方々には遠く及ばないけど、せめて私の隣にいる夫くらいは穏やかでいられるような空気感の人でありたいと思うようになった。
そのためにもまず私自身が穏やかで優しい人でありたい。これが私の人生を懸けた目標。趣味よりも仕事よりも大切にしたいこと。
私が常に心優しく在ることが、巡り巡って大切な人に降りかかる災いを相殺しますように。幸せはもっと増しますように。そう思って今、生きてる。
だからそういう気持ちをコンセプトに込めた。
私のコンセプトは小さな浄土。
私の浄土は清浄で幸せに満ちた場所。空気が澄んでいて、ポカポカで、綺麗な花が咲く空間。人も蝶々もたぬきも手を取り合って一緒に踊っちゃうような、明るい気持ちになれる場所。
この空気を創るために、私はファッションの力を借りたいのだ。優しい色のバッグ、柔らかい服、水面のように煌めく水色の爪に、湧き上がる負の感情を宥めてもらう。私の心を浄化してもらう。そう、私にとってファッションは心の浄化装置なのだ。自分が生まれた時から持っている装置のスペックでは目標に届かないから、外付けで補っている。毎日装備し続けていれば、いつか外付け含めて私になれると信じて。
・比べるって大事
今回も良い発見があったなあ。
noteにその都度思ったことを書いてはいるんだけど、やっぱりこう、脳内で1人あーだこーだと悩んでいる時よりも、こうして他者の話を聞いている時の方がひらめく感じがある。
試着しに行って気づく感情もあるけど、このひらめきとそれとはちょっと種類が違う。
私の場合は、試着における発見って実用的な部分がメインで、メンタル的な部分はじわじわというか、後でしっかりめの自問自答が必要だったりするんだけど、他人の話を聞いた時って、自分でも気づかなかった本音がポップコーンが弾けるみたいにぽんぽんぽーんと飛び出てくる感じがある。そしてそういうのが結構大事だったりするよね。
今書いたことも、前々からなんとなくはわかっていたことなのだが、今回他者と自分を比較したことで自分の気持ちがよりハッキリした。
自問自答は個人プレーだけど、1人でやるよりみんなでやった方が捗るというのが面白い。自問自答ファッション教室の面白さも多分こういうところなんだろうな。
・あなたはどこディビジョン?
そういえば、自問自答ヤド草にて草野さんが"自分がどのディビジョンに所属してるかで服装を考えると楽しい"といったことを仰っていて(たぶんヒプマイの概念だと思うのですが…その辺に詳しくないので間違ってたらすみません)、私だったらどこかなって考えて、尾瀬が好きだから尾瀬ディビジョン!!と思ったんだけど、尾瀬の人の服装ってめっちゃハイキングルックやないかと気づいて、それは違うなと思った。
信じないことが信条🍤