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FRBでのインサイダー取引が国民からの信用のより広範な問題を引き起こしている【Internet Bull Report】


アメリカ連邦準備制度理事会(FRB)トップの高官によるインサイダー取引の可能性をめぐってエリザベス・ウォーレン上院議員が問題を提起している。しかし、これは政府全体の大きな問題である。


先週の月曜日、ウォーレン上院議員は3人の高官の取引について調査するために、証券取引委員会(SEC)に要請した。ウォーレン氏は連邦準備制度理事会を監視する委員会の人であり、SECのゲイリー・ゲンスラー委員長に宛てた書簡で3人の高官を特定しその人たちがインサイダー取引規制に抵触していないかをみるために「倫理的に疑問のある」取引の合法性を審査するよう求めた。


高官のうち二人は、自分たちの金融情報の開示が倫理的・法的な問題を引き起こした後辞任した。


政府の問題

非公式での取引は違法であり、これらの高官はここ10年で最も不安定かつ重要な時の政府の将来の決断について知っていて、それを利用したのである。


この問題は政府にとって新たなものではない


下院議長のナンシー・ペロシ氏は、自身の夫の取引が公になった時にメディアから注目を浴びた。夫のポール・ペロシ氏は、議会が大手テクノロジー企業を対象にした法案を導入する前に主要な立場をとっていて、530万ドルも利益を上げていた。

ペロシ氏だけではない。上院議員は、立場に影響を及ぼす法案が可決される前に金融機関で取引を何年もの間行ってきたのである。今年だけで、Business Insiderやそのほかのメディア組織は議会の37名が「2012年議会で得た知識に基づく取引防止法」に抵触していたことを明らかにしたのである。


SECはどこに?

これは少し問題である。アメリカ憲法の「スピーチとディベート」条項で、議員に市民の義務を行っている間にとった行動に対しての起訴から免除されることがある。これは、議員が個人情報を受け取って行動した可能性が高くても、捜査する側は疑惑の情報が話されている非公開の会議で何が話されているかを特定することができないことを意味する。

インサイダー情報で取引をおこなったという必要な証拠がなければ、起訴することは難しい。

高官が正式に起訴される可能性は低いが、市民からの信頼を傷つけた高官にたいして名指し批判することが私たちの望めるなかで最善であり、FRB高官の辞任から明らかであるように比較的効果があるだろう。



【Internet Bull Report】
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URL; https://internetbullreport.com/

翻訳記事;”Insider Trading At The Fed Raises Broader Questions Of Public Trust

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