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スポーツ選手が奉仕活動を行う意味を考える

スポーツでコミュニティをデザインするという趣旨の元、2018年から活動している任意団体「DOCS」ですが、2020年度は、コロナの影響でイベントが開催できなくなってしまいました。そこで新年度のイベントは、オンラインツールを活用してのイベント開催となりました。

今回は、「スポーツ×奉仕活動」をテーマとし、世の中の「ゴミ問題」を取り上げて、スポーツメンタルコーチの武井謙介さんとともにオンラインで勉強会を行いました。

勉強会では、現役Jリーガー、スポーツに真剣に取り組んでいる中高生ら、合計十数名の参加者と一緒に、「今、社会ではどんなことが起こっているのか」、「なぜ奉仕活動が必要なのか」、「奉仕活動が自分や周りにどんなことをもたらすのか」などについて、約1時間のセッションを行いました。

このセッションで、武井さんの学生時代のエピソードが印象的だったので、少しだけ紹介します。

武井さんは大学4年生のとき、将来のためにアドバイスを求め、帝京大学ラグビー部の監督・岩出雅之さんをアポなし訪問しました。岩出さんはめちゃくちゃ怒りながらも、しっかり話を聞いてくれたそうです。そして、武井さんは岩出さんに「応援される人間になりたい」と自分の熱意をぶつけます。

この時、岩出さんから突きつけられた言葉は、

「お前は応援されるために、何か行動をしているのか?」。

という強烈なものだったそうです。

アスリートの方だけに限らずですが、皆、誰かに応援をしてもらいたいものです。でも、応援してもらうとき、あなたがどのような行動を行なってきたかが、問われることになるのですね。

あ、この話だけを切り取ると、結局応援されるために社会貢献をするのかということになりますが、もちろんそうではありません。先日のセッションでは、なぜ社会貢献を行うのかについて、しっかり解き明かしていますので、もし、セッションの内容に興味があるという方は、ぜひ瀬川までご連絡ください。

今回も参加者のみなさんが、食い入るように話を聞いてくれたのが印象的でした。以下は、参加してくれた中学生から勉強会終了後に寄せられたコメントです。


今日は社会貢献について、たくさんのことを知ることができました!!小さなことが、世界を救うということが印象に残りました!奉仕活動の大切さも知ることができました!毎週月曜日17時ゴミ拾いを家の前でやりたいと思います!!ありがとうございました! (中学1年生)

改めて奉仕活動はやらなくてはいけないなと思った。サッカー選手である前に人だから、人として成長し、そこからサッカーについても積み重ねていきたい。(中学3年生)


今後も、定期的にオンラインを使った勉強会を開催しつつ、毎週月曜日には、各自が自分のいる場でゴミ拾いを行い、それをSNSなどを活用して世の中に発信していくという、誰でもできるようなスモールアクションを継続して行なっていく予定です。

今回は中学1年生からトップアスリートまで、幅広い世代のスポーツ選手十数名が参加してくれましたが、今後も、幅広い世代の方々と「社会をちょっとだけ良くする活動」を、小さく長く行なっていければと思っています。

この活動に興味がある方は、お気軽に瀬川までご連絡お待ちしております。

瀬川泰祐の記事を気にかけていただき、どうもありがとうございます。いただいたサポートは、今後の取材や執筆に活用させていただき、さらによい記事を生み出していけたらと思います。