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9月14日課題文(翻訳例)

月曜日に、今回のニュース翻訳勉強会の課題文を発表しました。皆さんご覧になれましたでしょうか。

今回は、王毅中央外事工作委員会弁公室主任(当時)が米国のブリンケン国務長官と非公式に接触したことに関して外交部が出した声明からでした。正直難しかったところもあったかもしれません。

例によって、

 王毅主任は次のように述べた。(改行)
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・。
 王毅主任は次のように強調した。(改行)
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

といった形式を取らせてもらいました。

では、私の課題文の翻訳例を提示します。

 王毅中共中央政治局委員・中央外事工作委員会弁公室主任は米国側の求めに応じ、ミュンヘン安全保障会議の出席期間中、米国のブリンケン国務長官と非公式に接触した。
 王毅主任はいわゆる飛行船事件における中国側の厳正な立場を明らかにし、次のように指摘した。
 米国側のやったことはすべて、典型的な武力濫用であり、国際的な慣例や国際民間航空条約に明確に違反するもので、中国側は強い不満を表し、厳正に抗議する。米国こそが世界最大の監視偵察国家であり、何回も高高度気球が中国上空を違法に通過している。米国に中国を誹謗中傷する資格はない。米国側がすべきなのは誠意を示し、武力濫用によって中米関係にもたらされた損害を直視し、(その問題を)解決することである。もし米国側がことにかこつけて言いたい放題言い、エスカレートさせると騒ぎ立て、事態を拡大することに固執するならば、中国側は必ずや最後までお付き合いするだろうし、すべての悪い結果は米国側が担うことになるだろう。
 王毅部長は次のように強調した。
 ウクライナ問題において、中国側は原則を堅持し、和平・交渉促進を図っており、一貫して建設的な役割を発揮している。中ロの全面的な戦略的連携パートナーシップは同盟を結ばず、対抗せず、第三者をターゲットとしないことを基礎として確立されており、これは2つの独立国の主権の範囲内のことである。われわれはこれまで、米国が中ロ関係に対してあれこれ指図したり、脅迫や圧力をかけたりすることを受け入れなかったし、これからも受け入れない。米国は大国として、当然ながら危機の政治的解決を推し進めるべきであり、火を焚きつけて油を注ぎ、機に乗じて利をむさぼるべきではない。
 王毅部長は次のように指摘した。
 台湾海峡の安定を擁護したいならば、必ず「台独(台湾独立)」に断固反対し、一中の原則を真に堅持しなければならない。米国側は台湾問題2於いて、歴史的事実を尊重し、政治的確約を守り、「台独」支持しないという態度表明を実行に移さなければならない。


例によって、抜けや誤字があるかもしれません。もしあれば、当日の勉強会でお伝えします。ではよろしくお願いします。


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