マガジンのカバー画像

中国語学習者向けマガジン

79
中国語を勉強している人向けに役立つnoteを集めてみました。
運営しているクリエイター

2021年10月の記事一覧

なまりとどう付き合うか

みなさんは、中国の方と普通话で会話していて、なまりが強すぎて聞き取れなかった経験はありますか? ご存知の方も多いと思いますが中国は14億余りの人口を抱えており、皆それぞれ同じ出身地同士(つまり老乡)ではそのお国ことばを話しています。しかしこのほかに、他地域出身者と話すときの普通话にも、多かれ少なかれ自身の出身地の方言のなまりが出ることが多いのです。これは実際のところ、わたしたち日本人を含めた外国の中国語(普通话)学習者を大いに悩ませていることでもあります。 現状今の中国語

中国語における「r」の位置付け

今日は中国語学習者向けの話を少ししたいと思います。 中国語の発音やヒヤリングにおいて、日本人が苦労するいわゆる「壁」というのはいくつかあるのですが、その1つはピンインにおける「r(アール)」なのではと思っています。 北方の人はこの「r(アール)」音をよく使いますよね。ただ、普通話の中にももちろんあります。「哪儿」「小孩儿」「耳朵」などは典型的です。この「r」音について私たち中国語学習者はどう対処したらいいのでしょうか。 私自身、高校や大学で中国語を勉強していた時、この「